東洋大は9日、男女サッカー部合同でプロリーグ入団内定者会見を行った。男子部の5人、女子部の3人の計8選手が登壇。今季、アルビレックス新潟の特別指定選手としてルヴァンカップ決勝のピッチにも立ったDF稲村隼翔(4年=前橋育英高)は「毎週のように熱いサポーターの前で戦えることが楽しみ」と笑顔で話していた。

　東洋大での内定者会見は初の試みになった。男子部は2007年より大宮アルディージャと提携することで本格的な強化が進み、近年では2021年の総理大臣杯優勝など好成績を残している。女子部は2013年創部と歴史は浅いが、22年、そして今年と関東1部リーグを優勝。すでに大学女子サッカー界の強豪の地位を築いている。

　今年度は男子部が関東1部で史上最高位の3位、女子部が優勝したことで、これから行われる大学選手権(インカレ)でのW優勝の期待も高まっている。男子部の井上卓也監督が「大学日本一の目標に向けて、彼らが先頭に立って掴んでくれると信じています」と話せば、女子部の石津遼太郎監督も「まずは初戦でいい入りをして、タイトルを目指して頑張っていきたい」と気合を十分にしていた。

出席選手
●MF新井悠太(東京ヴェルディ内定)
●DF稲村隼翔(アルビレックス新潟内定)
●MF中山昂大(大宮アルディージャ内定)
●GK前田宙杜(アスルクラロ沼津内定)
●MF渡井翔琉(アスルクラロ沼津内定)
●DF落合依和(大宮アルディージャVENTUS内定)
●FW小林莉々子(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース内定)
●MF宮本妃菜里(アルビレックス新潟レディース内定)

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