ライバルクラブへの決意の移籍となった。FW遠野大弥は川崎フロンターレから横浜F・マリノスに加入。11日の新体制発表会見に出席し、「監督や強化の人たちの熱い言葉や熱意に押された」と思いを語った。

　横浜FMを選んだ理由には自ら掲げる目標があった。「海外に行きたいという強い気持ちがあるので、そこも含めて決断した」(遠野)。川崎Fでも熾烈なポジション争いは続いたが、新天地では決意を新たにする。「結果も求めてやっていきたいし、それはフロンターレでもマリノスでも変わりはない」と力を込めた。

　3-4-3の最前線でのプレーには「僕がやりたかったところ」と本音を語る。「そこはうまくできると思っているし、一番は自分の特徴を自信を持ってピッチの上で表現すればいい」。最前線や2シャドーの一角での活躍を誓った。

　背番号は自ら9番を選択した。2年連続得点王のFWアンデルソン・ロペスがチームにいるが、「僕は自分ではストライカーだと思っている」とライバル心をのぞかせる。「得点王はいるけど、そこに食い込んでいくという意味でも、もっともっと点を取り続けるという意味で9にした」と思いを述べた。

(取材・文　石川祐介)

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