昨季J1で2桁得点の新潟FW谷口海斗、今年も熱烈PRで開幕イベントの主役に「ゴールと谷口農園で結果を出していきたい」
ゲストのお笑い芸人・エルフさんとのやり取りでも笑いを取ったFW
アルビレックス新潟のFW谷口海斗が10日、東京都内でJリーグの開幕イベントに出席し、今年もクラブハウスで大事に育てている「谷口農園」を熱烈にPRした。この日はゲストで登壇したお笑い芸人・エルフさんとのやり取りでも笑いを取っており、昨年に続いてイベントの主役となった。
1995年生まれの谷口は岐阜経済大卒業後の2018年、J3盛岡(現JFL岩手)でプロキャリアをスタートし、J1まで駆け上がってきたストライカー。20年にJ3熊本で18得点を挙げて得点王に輝き、21年に当時J2だった新潟への“個人昇格”を果たすと、21年のJ2リーグ13得点や22年のJ1昇格を経て、昨季はJ1でも自身初の2桁ゴールを記録した。
そんな谷口は1年前の開幕イベントの壇上で「おいしい野菜を作って、口の中に入れてもらうこと、おいしく食べてもらうことがゴール」と口にし、新潟加入からの4年間をかけて大事に育ててきた「谷口農園」をアピールしていた。
谷口農園ではこれまで、名前にかけて「カイトマト」と名付けたミニトマトや、「新潟の枝豆は全然違う。味がちゃんとするんですよ。ぜひ食べてください」と“激推し”する枝豆のほか、きゅうり、ナス、ジャガイモ、サツマイモなどを収穫。昨季は開幕前からの熱心なPRの成果もあり、農林水産省の視察を受けるなど注目度が向上し、「トマトがたくさん取れて、芋も植えて、すごく充実していた」1年になったという。
もっとも谷口自身、肝心のピッチ上のパフォーマンスには満足していなかったようだ。
「個人としてはまだまだやれたかなと。(決勝で敗れた)ルヴァン杯もそうだし、得点という部分でももっともっと伸ばしたかった。そこは今年もっとやっていきたい。2桁得点取れたことは評価していただいているけど、チームも降格しそうな立場でもあったし、もっと得点を取って勝ちにつなげる試合を増やしていきたい」
今季は樹森大介監督が新たに就任し、チーム内で新たな取り組みが進むシーズン。キャンプではプレーの言語化をしながらポジショニングの整理を行ってきたといい、「これまで自由にやっていた部分があった中、監督がそれを言葉にしてくれてわかりやすくやれている。あとは自分たちがピッチの中でよりスムーズにうまくいくような流れを作っていければ」と手応えを口にする。
そうしたチームの変化にも後押しされながら、今季はさらなる量産を見せる構えだ。谷口は今季の目標を、“日本一の米どころ”新潟にふさわしい「粒粒辛苦」(「米の一粒一粒が辛苦の結晶である」として「コツコツと努力を重ねること」を表す四字熟語)に設定。「ゴールを決めることと、谷口農園で結果を出していきたい」と意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)
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●2025シーズンJリーグ特集
1995年生まれの谷口は岐阜経済大卒業後の2018年、J3盛岡(現JFL岩手)でプロキャリアをスタートし、J1まで駆け上がってきたストライカー。20年にJ3熊本で18得点を挙げて得点王に輝き、21年に当時J2だった新潟への“個人昇格”を果たすと、21年のJ2リーグ13得点や22年のJ1昇格を経て、昨季はJ1でも自身初の2桁ゴールを記録した。
そんな谷口は1年前の開幕イベントの壇上で「おいしい野菜を作って、口の中に入れてもらうこと、おいしく食べてもらうことがゴール」と口にし、新潟加入からの4年間をかけて大事に育ててきた「谷口農園」をアピールしていた。
谷口農園ではこれまで、名前にかけて「カイトマト」と名付けたミニトマトや、「新潟の枝豆は全然違う。味がちゃんとするんですよ。ぜひ食べてください」と“激推し”する枝豆のほか、きゅうり、ナス、ジャガイモ、サツマイモなどを収穫。昨季は開幕前からの熱心なPRの成果もあり、農林水産省の視察を受けるなど注目度が向上し、「トマトがたくさん取れて、芋も植えて、すごく充実していた」1年になったという。
もっとも谷口自身、肝心のピッチ上のパフォーマンスには満足していなかったようだ。
「個人としてはまだまだやれたかなと。(決勝で敗れた)ルヴァン杯もそうだし、得点という部分でももっともっと伸ばしたかった。そこは今年もっとやっていきたい。2桁得点取れたことは評価していただいているけど、チームも降格しそうな立場でもあったし、もっと得点を取って勝ちにつなげる試合を増やしていきたい」
今季は樹森大介監督が新たに就任し、チーム内で新たな取り組みが進むシーズン。キャンプではプレーの言語化をしながらポジショニングの整理を行ってきたといい、「これまで自由にやっていた部分があった中、監督がそれを言葉にしてくれてわかりやすくやれている。あとは自分たちがピッチの中でよりスムーズにうまくいくような流れを作っていければ」と手応えを口にする。
そうしたチームの変化にも後押しされながら、今季はさらなる量産を見せる構えだ。谷口は今季の目標を、“日本一の米どころ”新潟にふさわしい「粒粒辛苦」(「米の一粒一粒が辛苦の結晶である」として「コツコツと努力を重ねること」を表す四字熟語)に設定。「ゴールを決めることと、谷口農園で結果を出していきたい」と意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)
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