香川も“覚醒”を確信!C大阪MF北野颯太が好発進2発!!名和田とは意外な関係「一度ご飯に行って…」
2ゴール1アシストで主役になった
[2.14 J1第1節 G大阪2-5C大阪 パナスタ]
背番号38対決に注目が集まった。今季のオープニングゲームで組まれた大注目の大阪ダービー。スタメン発表ではガンバ大阪の背番号38、高卒ルーキーのMF名和田我空が注目を集めたが、試合が始まればセレッソ大阪の背番号38、MF北野颯太が話題を搔っ攫った。
開始7分の出来事だった。DF奥田勇斗が入れた縦パスからFWラファエル・ハットン、MF香川真司とつぶれたボールが左サイドの北野の足下にこぼれる。「コースが見えたし、冷静やったなと思います」。右足で蹴り込んだボールは今季のJ1ファーストゴールになると同時に、クラブのJ1通算1200ゴールのメモリアル弾にもなった。
さらに北野は1-1で折り返した後半1分、MFルーカス・フェルナンデスが右サイドで粘ってクロスを上げると、こぼれ球に反応。左足から放ったシュートはブロックに入ったMFネタ・ラヴィに当たったが、コースが変わってそのままゴールに吸い込まれる。再び勝ち越し弾を奪うと、3-2で迎えた同18分には右サイドのFKを蹴って、MF田中駿汰のヘディング弾をアシストした。
Jリーガーの先輩として格の違いを見せつけたかのような大活躍。北野も2歳年下になる名和田を意識していたという。また「一回ご飯に行ったこともある」と意外な関係があったことも明かす。「去年の夏かな、(大迫)塁とジョーくん(上門知樹)と神村学園の甲子園を観に行った。彼も応援に来ていて、そのあとにご飯に行った」。当時は名和田の進路が決まっていなかったこともあって、「セレッソに来いよ」と勧誘したエピソードを話して笑みを浮かべた。
北野自身もデビュー時の22シーズンにスーパー高校生として注目されたが、その後は期待が大きいがゆえに苦しい時期も過ごした。それでもプロ4年目の今季はキャンプから目の色が違ったという。MF香川真司も「この2年、北野颯太をみてきたけど、別人のようにレベルが違っていた。試合前から迷わずやれば結果を残せると言っていた」と話すほどだった。
飛躍、覚醒を示すシーズンで最高のスタートを決めた。ただここで満足してはいけないと気を引き締めることも忘れない。20歳アタッカーも「満足は特にしていない」と話すと、「2点目もたまたまと言えばたまたま。まだまだ取れたシーンもあったし、個人としてはまだやれる感覚。地に足つけて、調子に乗らずにやりたい」と力を込めた。
(取材・文 児玉幸洋)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2025シーズンJリーグ特集
背番号38対決に注目が集まった。今季のオープニングゲームで組まれた大注目の大阪ダービー。スタメン発表ではガンバ大阪の背番号38、高卒ルーキーのMF名和田我空が注目を集めたが、試合が始まればセレッソ大阪の背番号38、MF北野颯太が話題を搔っ攫った。
開始7分の出来事だった。DF奥田勇斗が入れた縦パスからFWラファエル・ハットン、MF香川真司とつぶれたボールが左サイドの北野の足下にこぼれる。「コースが見えたし、冷静やったなと思います」。右足で蹴り込んだボールは今季のJ1ファーストゴールになると同時に、クラブのJ1通算1200ゴールのメモリアル弾にもなった。
さらに北野は1-1で折り返した後半1分、MFルーカス・フェルナンデスが右サイドで粘ってクロスを上げると、こぼれ球に反応。左足から放ったシュートはブロックに入ったMFネタ・ラヴィに当たったが、コースが変わってそのままゴールに吸い込まれる。再び勝ち越し弾を奪うと、3-2で迎えた同18分には右サイドのFKを蹴って、MF田中駿汰のヘディング弾をアシストした。
Jリーガーの先輩として格の違いを見せつけたかのような大活躍。北野も2歳年下になる名和田を意識していたという。また「一回ご飯に行ったこともある」と意外な関係があったことも明かす。「去年の夏かな、(大迫)塁とジョーくん(上門知樹)と神村学園の甲子園を観に行った。彼も応援に来ていて、そのあとにご飯に行った」。当時は名和田の進路が決まっていなかったこともあって、「セレッソに来いよ」と勧誘したエピソードを話して笑みを浮かべた。
北野自身もデビュー時の22シーズンにスーパー高校生として注目されたが、その後は期待が大きいがゆえに苦しい時期も過ごした。それでもプロ4年目の今季はキャンプから目の色が違ったという。MF香川真司も「この2年、北野颯太をみてきたけど、別人のようにレベルが違っていた。試合前から迷わずやれば結果を残せると言っていた」と話すほどだった。
飛躍、覚醒を示すシーズンで最高のスタートを決めた。ただここで満足してはいけないと気を引き締めることも忘れない。20歳アタッカーも「満足は特にしていない」と話すと、「2点目もたまたまと言えばたまたま。まだまだ取れたシーンもあったし、個人としてはまだやれる感覚。地に足つけて、調子に乗らずにやりたい」と力を込めた。
(取材・文 児玉幸洋)
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