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U-20日本代表で“背番号10”を着用…北野颯太が語る覚悟「意味のある背番号なので」

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FW北野颯太(C大阪)

 背番号10を着けて世界の舞台へ。U-20日本代表は3月開幕のAFC U20アジアカップウズベキスタン2023を目前に控え、20日から国内合宿をスタートした。10番を着用するFW北野颯太(C大阪)は「10番という意味のある背番号なので、覚悟を持って一試合一試合臨めたら」と意気込みを口にした。

 U-20W杯出場を懸け、U-20日本代表はAFC U20アジア杯のベスト4入りを目指す。昨夏にラオスで行われたU20アジア杯予選では北野が躍動。2得点や味方へのアシストで全勝に貢献した。予選同様に今回も10番を着ける。「うれしいことですし、それなりのプレーは求められる。あまり気負わず自分らしく伸び伸びプレーできたらと思うんですけど、やっぱり10番という意味のある背番号なので、覚悟を持って一試合一試合臨めたら」と決意を語った。

 自身の役割は「チームを勝利に導くところ」と意欲を見せる。「FWなのでゴールを求めていかないといけないですし、アシストもそうですし。それと同時に今回はチームが勝つことが最優先。守備のところでも自分の役割はある」。攻守の献身性でチームを牽引するつもりだ。

 昨季は2種登録からクラブ史上3番目の若さでプロ契約をスピード締結。ルヴァン杯ではニューヒーロー賞を受賞した。今季も18日の開幕戦でスタメン入りを果たしたが、代表入りでチームからしばし離脱。「Jリーグも始まって、もちろんそっちも出たい気持ちもある」と本音を覗かせながら、日の丸を背負う覚悟も見せる。

「だけど、国を背負って戦えるということはすごい喜び。ここですばらしい経験と結果を残して帰ることが、チームとしても送り出す価値があったなと思えると思う。自分の成長と、チームの結果につなげていけたら」

 国際舞台には「まだそんなに実感は湧いていないですけど、これから仲間と戦っていくんだなというワクワク感もある」と胸を躍らせる。日の丸の10番として、まずはアジアの舞台へ。そして5月のU-20W杯を目指す。

(取材・文 石川祐介)
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