2年越しのストーリー完結…「あの悔しさは誰一人忘れていない」清水FW北川航也が“因縁決着弾”
[2.16 J1第1節 東京V0-1清水 国立]
秋葉忠宏監督は言った。「我々には23シーズンのストーリーがありましたから」。清水エスパルスは因縁のある東京ヴェルディ戦に勝利し、3シーズンぶりのJ1開幕戦を白星で飾った。
23年12月2日、J1昇格プレーオフ決勝で、清水は後半アディショナルタイムまで1点をリードしていた。しかしDF高橋祐治のファウルからPKを与えると、FW染野唯月に同点弾を許してドロー。順位が上位だった東京VがJ1復帰を決めていた。
運命に導かれたかのような一戦。そしてストーリーを完結させたのも、当時ピッチで悔しさを味わった選手だった。前半40分、オーバーラップしたDF高木践のクロスをFW北川航也がヘディングで合わせる。これがこの試合の決勝点になった。
当時のプレーオフ決勝は後半38分からの途中出場だった北川だが、この日はキャプテンマークを巻いてスタメン出場、東京Vと対峙した。「あの悔しさは誰一人忘れていない」と言葉を噛み締めるようにして話すと、「J1でも十分に戦える組織、戦術、フィジカルを鍛えてきているので、そこは自信を持って戦いたい」とJ1での躍進を誓っていた。
(取材・文 児玉幸洋)
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秋葉忠宏監督は言った。「我々には23シーズンのストーリーがありましたから」。清水エスパルスは因縁のある東京ヴェルディ戦に勝利し、3シーズンぶりのJ1開幕戦を白星で飾った。
23年12月2日、J1昇格プレーオフ決勝で、清水は後半アディショナルタイムまで1点をリードしていた。しかしDF高橋祐治のファウルからPKを与えると、FW染野唯月に同点弾を許してドロー。順位が上位だった東京VがJ1復帰を決めていた。
運命に導かれたかのような一戦。そしてストーリーを完結させたのも、当時ピッチで悔しさを味わった選手だった。前半40分、オーバーラップしたDF高木践のクロスをFW北川航也がヘディングで合わせる。これがこの試合の決勝点になった。
当時のプレーオフ決勝は後半38分からの途中出場だった北川だが、この日はキャプテンマークを巻いてスタメン出場、東京Vと対峙した。「あの悔しさは誰一人忘れていない」と言葉を噛み締めるようにして話すと、「J1でも十分に戦える組織、戦術、フィジカルを鍛えてきているので、そこは自信を持って戦いたい」とJ1での躍進を誓っていた。
(取材・文 児玉幸洋)
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