beacon

短い出場時間も超満員の国立を沸かせた!昨季大津高10番、清水ルーキーFW嶋本悠大が堂々デビュー「もっと欲を出していきたい」

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

J1デビューを飾った嶋本悠大

[2.16 J1第1節 東京V0-1清水 国立]

 わずかな出場時間でも、堂々としたプレーを披露した。清水エスパルスは勝利目前の後半アディショナルタイム3分にMF嶋本悠大(←大津高)ら3人を同時に投入。そしてドリブル突破やインターセプトをみせて、観衆の目をくぎ付けにした。

 当初は後半40分に交代が予定されていた。しかし嶋本もピッチ脇に立ったが、直前でキャンセルとなっていた。ただこれによって平静を取り戻すことができたという。「緊張していたけど、もう一回出るとなった時にはほぐれていた」。自身への歓声を楽しむほどの心の余裕も生まれていたようだ。

「ヴェルディさんも疲れている中だったし、カウンターだったので、疲れているからなのか、自分の実力なのか分からないけど、ああいうプレーをもっと増やせるように頑張っていきたい。自身の出来?80点くらいですね。守備は貢献できたけど、あの短い時間の中で、ドリブルとかもシュートで終われたら一番良かった。終わり方の部分で、もっと欲を出していきたい」


 ただ目指すべきところはここではない。2日前には同じ九州地区でしのぎを削ったFW名和田我空がガンバ大阪で開幕先発出場。「開幕で出ることに意味があると思っている」とした嶋本も、「我空はスタメンで出ていた。自分もスタメンを狙いたい」とライバル心をたぎらせる。

 秋葉忠宏監督も大いに期待を寄せる。「俺を選べというようなメンタリティでキャンプの前からずっとやっていた」と強心臓ぶりを評価すると、「(交代の前は)正直最初は話を聞いているのかと思いましたけど、中に入ったら堂々とやってのけた。末恐ろしい、素晴らしい18歳だと思った」と感嘆。「レギュラーを脅かしてくれるような、競争力を高めてくれる存在になってくれれば」と高卒ルーキーの成長を楽しみにしていた。

(取材・文 児玉幸洋)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2025シーズンJリーグ特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

「ゲキサカ」ショート動画

TOP