選手権決勝で主将対決、大学でもしのぎ削った田部井涼と宮本優太がJ1でプロ初対決「また頑張ろうと思えた」
[2.15 J1第1節 岡山2-0京都 JFEス]
MF田部井涼とDF宮本優太。18年1月9日、彼らは高校日本一をかけた一番を主将同士で戦っていた。そして7年の歳月が流れた25年2月15日、2人はJ1のピッチでプロ初の対決のときを迎えた。
宮本は「いつも負けてばかり」と苦笑いを浮かべた。高校3年時の高校選手権決勝では、田部井涼主将が率いる前橋育英高が、宮本主将率いる流通経済大柏高に勝利して初優勝。田部井が法政大、宮本が流通経済大に進学してからもライバル関係は続いたが、3年時の#atarimaeni CUPの準々決勝でも法政大が勝利していた。
卒業後は宮本がJ1の浦和でキャリアをスタートさせたが、田部井は当時J2の横浜FCに入団。なかなかピッチで顔を合わせることはできなかったが、田部井がプロ2年目から在籍するファジアーノ岡山が今季より初のJ1に昇格。京都サンガF.C.に在籍2年目になる宮本と、記念すべきJ1デビュー戦で対峙することになった。
試合が始まると、宮本から“あいさつ代わり”のタックルが入った。ただ「削られたのは痛かった」と振り返った田部井だが、同時に「嬉しさ」も感じたという。「J2でずっとやっていたので、優太もそうですし、いろんな選手とやれるのはすごく嬉しい」。
そして軍配はまたも田部井に上がった。「涼に負けてばかりだったので、さすがに今回は勝とうと思ったけど負けてしまった」と宮本。ただ「悔しいですけど、また頑張ろうと思える要因にはなりました」と続けたようにシーズンを戦う活力を貰えたようだ。
会場をあとにする際にはお互いに笑顔で健闘をたたえ合うとともに、再びピッチでの再会を誓いあっていた。「まだまだこれからですね」(田部井)。ライバル物語は続く。
(取材・文 児玉幸洋)
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●2025シーズンJリーグ特集
MF田部井涼とDF宮本優太。18年1月9日、彼らは高校日本一をかけた一番を主将同士で戦っていた。そして7年の歳月が流れた25年2月15日、2人はJ1のピッチでプロ初の対決のときを迎えた。
宮本は「いつも負けてばかり」と苦笑いを浮かべた。高校3年時の高校選手権決勝では、田部井涼主将が率いる前橋育英高が、宮本主将率いる流通経済大柏高に勝利して初優勝。田部井が法政大、宮本が流通経済大に進学してからもライバル関係は続いたが、3年時の#atarimaeni CUPの準々決勝でも法政大が勝利していた。
卒業後は宮本がJ1の浦和でキャリアをスタートさせたが、田部井は当時J2の横浜FCに入団。なかなかピッチで顔を合わせることはできなかったが、田部井がプロ2年目から在籍するファジアーノ岡山が今季より初のJ1に昇格。京都サンガF.C.に在籍2年目になる宮本と、記念すべきJ1デビュー戦で対峙することになった。
試合が始まると、宮本から“あいさつ代わり”のタックルが入った。ただ「削られたのは痛かった」と振り返った田部井だが、同時に「嬉しさ」も感じたという。「J2でずっとやっていたので、優太もそうですし、いろんな選手とやれるのはすごく嬉しい」。
そして軍配はまたも田部井に上がった。「涼に負けてばかりだったので、さすがに今回は勝とうと思ったけど負けてしまった」と宮本。ただ「悔しいですけど、また頑張ろうと思える要因にはなりました」と続けたようにシーズンを戦う活力を貰えたようだ。
会場をあとにする際にはお互いに笑顔で健闘をたたえ合うとともに、再びピッチでの再会を誓いあっていた。「まだまだこれからですね」(田部井)。ライバル物語は続く。
(取材・文 児玉幸洋)
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