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体はライン割るも…飛び出す“神の左手”スーパーセーブ! 湘南救ったGK上福元直人「もう間に合うか間に合わないか」

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左手一本でピンチを防いだGK上福元直人

[3.8 J1第5節 FC東京 0-0 湘南 味スタ]

 体はゴールラインを割っていたが、左手だけはライン外でボールを阻んだ。湘南ベルマーレGK上福元直人は前半26分のピンチをスーパーセーブ。「緊急事態というか、もう間に合うか間に合わないかというところ」と振り返った。

 前半28分、FC東京の攻撃を受けた。PA右からのクロスに対応すべく、上福元はゴールニアゾーンに立ちはだかる。しかし、クロスは頭上を越えてファーサイドへ。DF鈴木雄斗が体を張ってFW山下敬大のシュートコースを阻むも、ヘディングシュートを打たれてしまう。

 すばやく反応してニアコースに移動しようしていた上福元だったが、シュートのコースはまさかの真正面。「思いっきりニアを潰していこうとしたところから(逆側に)変えられたので…」(上福元)。守護神の体は勢いを止められずゴールラインを割る。しかし左手だけはゴールラインを割らなかった。ピタッと止めたボールはDFキム・ミンテによって大きくクリアされた。

「ギリギリで対応できたというのはポジティブ」。そう語る守護神は守備陣の好連係を強調する。

「自分がニアをやらせないという信頼を得なければいけないし、そこでDFが最後にファーを切るところとか、本当に細かいことだけど、そういうところに結果が左右してくる。雄斗の最後の粘り強さとか、そういう細かいところを徹底してやるところが去年の課題だったけど、今季の頭からそこに取り組めている。ポジティブなシーンがすごく多くなってきている」

 山口智監督も試合後の会見で「一番後ろで安心感を与えている」と称賛する。35歳の守護神に「まだまだ成長できるので、欲を持ってやってほしい」とさらなる躍進を期待していた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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