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2年ぶり日立台の柏DF田中隼人は守備面で反省「自分にもっと矢印を向けて改善していかないと」

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3バックの左で先発フル出場した柏DF田中隼人(後列左から3人目)

[3.8 J1第5節 柏 1-3 鹿島 三協F柏]

 2シーズンぶりとなる“日立台”でのプレー。1-3での敗戦という結果を受けて、柏レイソルのDF田中隼人は「やれた部分もあったけど、やれない部分もあったし、J1のFW相手にもっと自分の力をつけないといけない」と成長を誓った。

 柏U-15、柏U-18とアカデミーで育った田中は、188cmの左利きCBという希少性もあってサポーターからも大きな期待を寄せられる存在だ。2022年にトップに昇格すると、同年にJリーグデビューを果たし、翌2023年は柏の出世番号のひとつである20を背負ったが、2シーズンでリーグ戦は7試合の出場にとどまり、2024シーズンは育成型期限付き移籍でJ2の長崎へ。昇格争いを繰り広げるチームにおいて、レギュラーに定着。全38試合に出場した。

 迎えた2025年。田中は柏への復帰をはたし、背番号は5になった。復帰戦はアウェーでの前節・浦和戦。負傷した3バック左のDF杉岡大暉に代わって前半43分から出場し、今節も引き続き3バックの左として先発に名を連ねた。

 相手の鹿島の前線に並ぶのは、J屈指の2トップであるFW鈴木優磨とFWレオ・セアラ。先制点はレオ・セアラのヘディング弾だった。「チャンスがなかなかない中で1発で決めてくる」と田中はその実力を痛感した。悔やまれるのは鹿島の3点目のシーンだ。柏は中盤でボールを失うと、ショートカウンターを受ける。ボールを持つMF小池龍太とフリーで待つレオ・セアラとの対応を迫られた。

「1対2の状況でも、最後まで少しでも寄せたりできるので……。自分にもっと矢印を向けて改善していかないといけないなと思いました」と守備の部分で課題の出た試合だった。

 一方で、柏のアカデミー育ちということもあって、足元の技術は高い。「くさびのパスだったりっていうのは自分の特徴なので。そこは十分にやれていたので、守備のところで改善していきたいです」。21歳のDFは、成長を誓った。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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