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柏の攻撃の中心担う小泉佳穂、相手の圧力を逆手にとった追加点に「大きなステップ」と手応え

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柏加入1年目で欠かせない存在になっている小泉佳穂

[5.10 J1第16節 柏 2-0 岡山 三協F柏]

 1試合平均パス数(612.5回)、ボール支配率(58.4%)でリーグ1位(第15節終了時)の数字を残している柏レイソル。3年ぶりの3連勝がかかったホームでのファジアーノ岡山戦でも、ボールを保持しながら相手を押し込んでいく。

「今日は攻守にわたって完成度の高い試合ができていたかと思います。前半から試合を支配し、そして多くの決定的なチャンス作れていました」とリカルド・ロドリゲス監督は2-0で勝利した試合を振り返った。

 指揮官から高い信頼を勝ち得ているのが、浦和時代に2シーズンにわたってリカルド監督と師弟関係を築いていたFW小泉佳穂だ。2025シーズンから柏に加入すると、岡山戦までの全15試合中14試合に先発し、2得点2アシスト、個人の敵陣パス数でリーグトップの457本を記録。右のシャドーを主戦場としているが、縦横無尽に顔を出してボールに絡み、柏の攻撃陣の中心を担っている。

「ボールを保持して相手を走らせることができていたので、途中で相手のボランチの選手が膝をついていたり、センターラインの選手にすごく負荷をかけられたのが良かったと思います」と狙い通りの展開だっと小泉は明かす。

 0-0の後半15分に小泉はピッチを後にしたが、同31分にFW細谷真大のゴールで先制。終了間際には岡山が前がかりになったところをショートカウンターからDFジエゴが追加点を挙げた。「相手が前がかりになったところでチャンスを作るっていうのは、今まであんまできてなかったので、そういう意味でも大きなステップかなと思います」と小泉は手応えを口にする。攻撃的なサッカーを志向している一方、追加点が課題となっていた柏が2点差をつけて勝利するのは、第4節・浦和戦(○2-0)以来11試合ぶりのことだ。

 この日の2得点をもたらしたのは、ともに途中出場の細谷とジエゴだ。「選手が変わっても、チームとしてのバランスを保ちつつ、個人個人がそれぞれの良さを出せていることが、この結果に繋がってると思う。チームと個のバランスというか、両立はこれからも続けていけたら」と小泉はチーム力の高さを語る。

 現在のチーム力については、指揮官も「誰が出てもチームとしての完成度というのが下がることはなく、拮抗した形でレベルを維持することができています」と満足する一方で、さらなる進化が必要だと指摘する。

「試合数を重ねてくることによって、相手チームを分析してきます。そうすると、我々が期待通りに自分たちのプレースタイルを表現できるかというと、必ずしもそうではありません。そういう意味では、どのような相手でも、相手が分析してきたとしても、同じように我々のスタイルを高いレベルで表現するためには、まだまだ成熟すべき部分が残されていると思います」

 2017年以来、8年ぶりの10戦無敗と好調を維持し、2位につける柏。次節は、2015年以来10年間勝利から遠ざかっている、日産スタジアムでの横浜FM戦に挑む。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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