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本職左SBから右WG挑戦中の鹿島21歳MF溝口修平「自信もある状況なので、一つ点を取って乗りたい」

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MF溝口修平

[5.25 J1第18節 横浜FM 3-1 鹿島 日産ス]

 1-3で迎えた後半35分、8連勝を狙う鹿島アントラーズは最後の交代カードでMF溝口修平を右ウイングに投入し、終盤の反撃を託した。21歳の溝口は昨季まで左SBを本職としてきたレフティ。シーズン当初の“数合わせ”からトレーニングを通じてアピールし、FW師岡柊生の負傷離脱で駒不足に陥っているジョーカーを担うまでとなった。

 ここまでの出場時間は第2節・東京V戦の終盤3分間、第13節・横浜FC戦の終盤3分間、ルヴァン杯1回戦・栃木C戦の前半45分間のみ。この日は後半35分からの投入でJ1リーグ戦では最も長いプレータイムが与えられ、それも負けている状況とあって大いに燃えていた。

「逆転だけを見て、気持ちのところで取ってやるという思いで入った」。チーム全体のビルドアップが機能しないなか、中へ外へとスペースに顔を出しながらボールを要求。人数をかけて守る相手に混乱を生み出すべく、「監督からも球際、バトルのところはより強く言われていて日頃からやってきた」というデュエルの局面でも積極性を出していた。

 それでもシュートにつながるようなチャンスは生み出せず、そのまま試合はタイムアップ。「中で受けてつなぎ役になるところと、張っても仕掛けられるので状況を見ながらやろうと思っていて、もっと降りた時に受けたかったし、どんどんゴール前でも受けたかったけど、ゴールに直結するプレーをもっと出せたら良かった」。チームは8試合ぶりの黒星となり、不完全燃焼の終戦となった。

 溝口によると、ウイングでのプレーは鹿島ジュニアユースで過ごした中学時代以来。当初は“数合わせ”的な側面が強かったようだが、練習を通じて手応えを深めつつ、今では「幅も広がるので選手としてもう一つ成長できる感覚と、チームに貢献するにはもう一つレベルを上げないといけない感覚がある」と順調にステップを踏んでいるという。

 いまは周囲から重ねられるというMFベルナルド・シウバを始め、欧州サッカーを見る際にも自身と同じ左利きの右ウインガーに着目し、フルマッチを通じて「自分の特徴を活かすためにいいところを盗みながら、自分としてのプレーを作っていけたら」という。その上で「スピードが特別あるわけではないけど、間で受けたり、身体を当てながらとかいろんなプレーができると思うので、味方と相手を見ながらプレーを変えられるのを自分の武器にしていければ」と成長ビジョンを掲げている。

 ウインガーを担うからにはまず結果に直結するプレーを見せたいところだ。「SBの時はクロスが一番気持ちいいなとか、アシストが一番という気持ちはあったけど、そこは変わった」とアタッカーとしての自覚は十分。「練習でもゴール前までチャンスを作ったり、実際に打つ場面も増えていたり、これまでやっていなかったシュート練習にも取り組んで、かなり自信もある状況なので、一つ点を取って乗りたい」と初ゴールを狙っていく。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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