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富山が監督交代を発表「看過出来る限度を超えたとの認識」横浜FM安達氏を招聘した理由も説明

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富山が小田切監督の退任を発表

 カターレ富山は27日、小田切道治監督(46)の退任が決定し、後任として横浜F・マリノスのアシスタントコーチである安達亮氏(55)が就任することを発表した。

 小田切氏は2022年に富山の指揮官に就任。チームは昨季にJ2昇格プレーオフを制し、11年ぶりのJ2復帰を果たした。しかし、今季はリーグ戦16試合を消化した時点で、3勝6分7敗(勝ち点15)の17位。消化試合が1つ少ない中、直近12戦未勝利で降格圏内18位とは同ポイントとなっている。

 代表取締役社長の左伴繁雄氏は、クラブ公式サイト上で「本人事は、リーグ戦12戦勝ちなしという今般の戦績によるもので、看過出来る限度を超えたとの認識に立ったものです」と説明した。

 続けて「ただし、走力、球際、切替の競技性三原則を高いレベルで維持し、結果には必ずしも結びつきませんでしたが、失点の少ない熱量のあるサッカースタイルを構築された功績は、決して色褪せるものではありません。クラブとして最大限の感謝と敬意を表したいと思います」と述べている。

 新監督は2018年から2020年まで富山を率いた安達氏。左伴氏は招聘に際して留意した点を以下のように明示した。

「2018シーズンより3シーズン在籍していることから、既にある程度チームやクラブ事情を知り得ており、円滑な交代が見込めること」

「安達氏在籍時のチームは、現在の予算規模の半分以下ながら、平均15本/試合以上のシュートを放ち、バイタル侵入回数、得点数も多い攻撃型であったことから、チームの最重要課題ある『得点力不足』改善が期待できること」

「豊富なアカデミー年代の育成経験を持ち、個々の強みを活かしながら代表クラスの選手も輩出している実績から、有望若手の多い当クラブに相応しいキャリアを有していること」

「フロント強化部での実務経験や、複数クラブでの監督経験から、所謂『業界で顔の利く』存在として、スカウトや補強面での手腕も当クラブでは貴重なこと

「裏表がなく、筋と情の使い分けバランスが程良く取れており、人として信頼できること」

「社長として20年以上彼を見てきており、今のチームを浮揚させるに足る力量を持っていると、決裁権者である私自身が得心していること」

 左伴氏は前任者の小田切氏に対し、「選手終盤時代からアカデミー、トップチームとカターレ富山一筋でクラブに貢献してくれました。こうしたキャリアを通じて、強度と熱量のある守備力の高いチームを作り上げてくれました。今後はその経験をベースに、新たなクラブでキャリアを積みながら、指導者としての幅を広げていくことを願ってやみません」とメッセージを送っている。

 そして「リーグ戦も残り22試合。安達新監督の下、反攻の狼煙をあげて臨んで参る所存です」と表明。「ファンサポーターの皆様、カターレ富山をご支援いただいている全ての皆様、今後ともどうかよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

以下、小田切氏&安達氏のクラブ発表プロフィール

●小田切道治
(おたぎり・みちはる)
■生年月日
1978年9月2日(46歳)
■出身地
富山県富山市
■選手歴
南部中-富山第一高校-京都パープルサンガ-ヴァンフォーレ甲府-ジャトコ-YKKAP-カターレ富山(2009年現役引退)
■コーチ資格
日本サッカー協会公認S級指導者ライセンス
■指導歴
2010年~2011年:カターレ富山U-15 コーチ
2012年:カターレ富山U-18 コーチ
2013年:カターレ富山U-15 監督
2014年~2015年:カターレ富山U-15 コーチ
2016年:カターレ富山U-15 監督
2017年~2018年:カターレ富山 アカデミーダイレクター兼U-18監督
2019年:カターレ富山 トップチームアシスタントコーチ
2020年:カターレ富山 トップチームコーチ
2021年~2022年:カターレ富山 ヘッドコーチ
2022年~2025年5月:カターレ富山 監督
■コメント
「チームを勝たせる事ができず、このような結果になっていることに対して責任を感じております。
カターレ富山を全力でサポートしていただいているファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さまには心から感謝申し上げます。
どんな状況でも、次の試合に向けて、最高の準備をしてくれた、選手、コーチングスタッフ、メディカルスタッフの皆さん本当にありがとうございました。
チームがサッカーに集中できる環境を整えてくださった、グラウンドキーパーの皆様、ボランティアの皆様、フロントスタッフ、育成、普及スタッフ、クラブハウスの清掃、食事を提供していただいたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
そして、なかなか勝てない状況の中でも、県総へ足を運び、選手やチームだけでなく私にも温かい後押しや熱い声援を送り続けていただいたファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。
また、監督のキャリアをカターレ富山で始められたことにも感謝しております。
選手時代、アカデミー、トップチームスタッフ含めて、17年間本当にありがとうございました。
今後のカターレ富山の躍進を心より願っております。」

●安達亮
(あだち りょう)
■生年月日
1969年7月2日(55歳)
■出身地
兵庫県
■コーチ資格
日本サッカー協会公認S級指導者ライセンス
■選手経歴
1992年:全日空横浜サッカークラブ(横浜フリューゲルス)
■指導歴
1993年~1996年:横浜フリューゲルス コーチ
1997年~1998年:横浜フリューゲルスユース 監督
1999年:横浜F・マリノス コーチ、鹿児島実業高校 コーチ
2000年~2003年:横浜F・マリノスユース 監督
2004年:JFAナショナルコーチ(U-16日本代表・関西トレセン)
2005年:JFAナショナルコーチ(U-17日本代表監督・U-18日本代表コーチ)
2006年~2007年:ヴィッセル神戸U-21 監督
2008年:ヴィッセル神戸ユース 監督
2009年:ヴィッセル神戸 コーチ
2010年:ヴィッセル神戸 強化部長
2011年~2012年:ヴィッセル神戸 ヘッドコーチ
2012年~2014年:ヴィッセル神戸 監督
2015年~2016年:V・ファーレン長崎 ヘッドコーチ
2017年:ヴィッセル神戸 強化部長
2018年~2020年:カターレ富山 監督
2021年:ラインメール青森FC 監督
2022年~2025年5月:横浜F・マリノス アシスタントコーチ、アカデミー育成部長
■コメント
▽横浜FM
「このたび、横浜F・マリノスを離れカターレ富山の監督に就任することになりました。
チームが苦しい状況にもかかわらず、送り出していただいた横浜F・マリノスの懐の大きさに大変感謝しております。
3年半の間にクラブ内外で多くの方々にお世話になり、本当にありがとうございました。

2022シーズンのJ1リーグ優勝、アタッキングフットボールの継承の難しさ、ACLでの中東クラブとの力の差など多くの経験をさせていただきました。
その中で最も印象に残っているのは、2023シーズンのプレシーズンマッチ マンチェスター・シティーFC戦です。
練習開始からわずか数日、時差8時間の条件にもかかわらず、圧倒的な技術と戦術の差を目の前で見せつけられたことは衝撃でした。
指導者としてこのままで本当に良いのかと自問自答の毎日がありました。

横浜F・マリノスは必ず世界で戦えるクラブになってほしいと心から願っております。

お世話になりました。
皆さんありがとうございました」

▽富山
「このたび、カターレ富山の監督に就任いたしました安達亮です。
富山のサッカー熱をさらに盛り上げるためにやってまいりました。
県総での熱い声援をお待ちしております。
よろしくお願いいたします」

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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