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0-2窮地で4か月半ぶり戦線復帰…4-2大逆転導いた柏DF杉岡大暉は“ライバル”三丸にも感謝「僕もチャレンジしたいと思っていた」

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DF杉岡大暉(写真右)

[8.22 J1第27節 柏 4-2 浦和 三協F柏]

 0-2で迎えた後半開始時、柏レイソルはDF杉岡大暉が4か月半ぶりにJ1リーグ戦のピッチに送り出された。すると後半9分、杉岡は左CBのポジションながら積極的な攻撃参加でペナルティエリア内に潜り込むと、相手と競り合った際のこぼれ球がMF瀬川祐輔のもとへ。ここから1点を返すゴールが生まれ、のちの大逆転につながった。

 3月2日の第4節・浦和戦で左大腿二頭筋長頭肉離れのケガを負い、長期離脱を強いられていたなか、奇しくも浦和戦での戦線復帰。「長期離脱をして苦しかったけど、チームが素晴らしいプレーをして勝ち星を重ねてくれたので早く自分も入りたい気持ちだった」。あふれるモチベーションをぶつけてみせた。

 この日の柏は0-2で折り返した前半もボール支配率66%を記録し、徹底的なボールポゼッションで浦和を押し込む時間が続いていた。その結果、浦和の選手は一様に消耗しており、後半の猛攻につながった。杉岡自身もその役割の違いやバランスを明確に意識していたという。

「ゴール前では時には大胆にやらないと点は入らない。かと言ってもそれだけでもダメだと思う。前半に何回も何回もやり直して動かしたことで相手が疲労したと思うし、いまはそのバランスがすごくうまくいっていると思う」

 杉岡が先発していた開幕4試合ではこれほど多く攻撃参加をするシーンは見られず、CBが攻め上がる機会は右のDF原田亘が大半を占めていた。それは杉岡の離脱後に左CBを担ったDF田中隼人も同様だったが、転機となったのは6月から左SBを本職とするDF三丸拡が先発に定着したことだった。

「選手の色によってやり方が多少変わったというか、ミツくんが出ることによってミツくんが上がって、あと太陽が一人で守れるのでチームがそういう形になった。僕もそこにチャレンジしたいと思っていたし、イメージしていた」

 そうしてイメージしていた働きがこの日のパフォーマンスにつながった。杉岡は試合後、自身の離脱期間について「ミツくんがいいプレーをしていたので、出られないことにストレスは多少なりあったけど、そんなにネガティブなものではなく、ミツくんがいいプレーをしていたからこそ僕も負けないようにというポジティブなパワーになったし、出た時に違いを作ろうという思いが強かったので仲間に感謝したい」とポジション争いのライバルにあたる三丸への感謝も語った。

 杉岡は7月30日の親善試合スタッド・ランス戦で実戦復帰した後、今月10日の湘南戦から3試合連続でベンチ入りしており、現在の序列は三丸が上とみられる。この日は杉岡のほうが違いを見せる結果となったが、杉岡自身は「(前半のうちに)相手がバテていたのはあったと思うし、相手が走れていなかったのは確実」と三丸が果たした役割に敬意を示した。

 だからこそ、自らには流れを変える働きだけでなく、ゲームを作るような役割も求めている。「自分がスタメンで出たとしても意図的にボールを動かして、時間帯によって(ペナルティエリア内に)入っていったりというのをしていければ」。前後半の仕事を兼務した上で、無失点に抑えるのが「究極だと思う」と杉岡。「このチームの選手はそれが幅広くできる選手たちがいるからこその強さだと思うので、そこに自分も入っていければ」とさらなるレベルアップを誓った。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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