町田DF昌子源「レイソルの失点も見ていた」90+1分ルカオ封じ→90+5分決勝弾!!「(GKの)晃生まで来てくれて嬉しかった」
[9.27 J1第32節 町田 1-0 岡山 Gスタ]
頼れるキャプテンがFC町田ゼルビアのスランプに終止符を打った。0-0のまま攻め続けて迎えた後半アディショナルタイム5分、セットプレーの二次攻撃からMF下田北斗がクロスを入れ、ファーサイドのFWオ・セフンが頭で折り返すと、最後はDF昌子源が反応。左腕にキャプテンマークを巻いた主将が強烈なヘディングシュートを突き刺し、5試合ぶりの白星に導く決勝点を奪った。
「(ボールが)自分を越えた時にセフンのところに行ったので、もしかしたら来るかもと思って信じて走っていた」(昌子)。1万人超のサポーターが詰めかけたGスタを沸かせる劇的弾。昌子の呼びかけで集まったゴール裏の歓喜の輪にはGK谷晃生までも加わり、その主役は「サポーターの皆さんが跳んで跳ねて喜んでいる姿を見て自分自身もすごく気持ちが昂った。チームメートを呼んで喜んだら晃生まで来てくれて嬉しかった」と笑みを見せた。
この試合を迎えるまで4試合勝ちがなかった町田。夏場の8連勝で優勝争いに割って入ったものの、シーズン佳境に再び停滞期に突入していた。上位対決となった前節・京都戦(△1-1)では2度のPK献上を経て、終了間際に同点に追いつかれるという悔しいドロー。試合後、昌子はチームメートにゲキを飛ばしていたという。
伝えたのは「頭を出していかないといけない」というボックス内の守備対応に関する言葉。しかし、何より伝えたかったのは「身体を投げ出してでも守ろう」という気持ちの発露だった。
「ロッカーで言ったけど、頭を出していかないと。確かに難しいボールかもしれないけど、頭を出した京都と、足を出した俺たちだと。だから俺たちより上にいるかもしれないんだと。身体を張って戦っていかないと。もしかしたらケガをするかもしれないけど、頭を出していく。それくらい気持ちのこもったプレーをしないといけないと思っていたので、今日の試合はそういったところを表現しようと思って入った」(昌子)
実際にこの日の試合終盤、屈強なフィジカルを誇るFWルカオのカウンターを受け、浮き球を競り合う場面があったが、ルカオが足を出してボールを収めようとするのに対し、昌子はバウンドしたボールをヘディングで処理。勇気を持って頭を出したというだけでなく、ファウルのアドバンテージを得て二次攻撃につなげることで、勝ち越しへの勢いも強めていた。
後半からの投入となったルカオに対しては明確な警戒意識を持っていたという昌子。「僕らと川崎Fの試合を見て、僕がエリソン選手に手こずっているのを分析して、ゴリゴリ来るルカオ選手が頭(先発)から来ると思っていた」。そのルカオは第26節・柏戦でこの日のカウンターと同様の形から浮き球を収め、決勝点を決めていたが、そのシーンも分析していたようで「レイソルの失点も見ていたので。ああいう選手に空中戦で行っても勝てないんで、それならもう競らずに次のボールをと思っていた」と冷静な駆け引きで上回った。
そんな主将の攻守にわたる”頭”での大仕事により、ようやく掴み取った勝ち点3。3日後にはクラブ史上初のACLEアウェーゲームのジョホール・ダルル・タクジム戦を控え、大忙しの連戦が続くなか、「アウェーの地で歴史的1勝を挙げてきたい」と意気込んだ主将は「家族に会って行ってきます!」と充実の表情でスタジアムを後にした。
(取材・文 竹内達也)
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頼れるキャプテンがFC町田ゼルビアのスランプに終止符を打った。0-0のまま攻め続けて迎えた後半アディショナルタイム5分、セットプレーの二次攻撃からMF下田北斗がクロスを入れ、ファーサイドのFWオ・セフンが頭で折り返すと、最後はDF昌子源が反応。左腕にキャプテンマークを巻いた主将が強烈なヘディングシュートを突き刺し、5試合ぶりの白星に導く決勝点を奪った。
「(ボールが)自分を越えた時にセフンのところに行ったので、もしかしたら来るかもと思って信じて走っていた」(昌子)。1万人超のサポーターが詰めかけたGスタを沸かせる劇的弾。昌子の呼びかけで集まったゴール裏の歓喜の輪にはGK谷晃生までも加わり、その主役は「サポーターの皆さんが跳んで跳ねて喜んでいる姿を見て自分自身もすごく気持ちが昂った。チームメートを呼んで喜んだら晃生まで来てくれて嬉しかった」と笑みを見せた。
この試合を迎えるまで4試合勝ちがなかった町田。夏場の8連勝で優勝争いに割って入ったものの、シーズン佳境に再び停滞期に突入していた。上位対決となった前節・京都戦(△1-1)では2度のPK献上を経て、終了間際に同点に追いつかれるという悔しいドロー。試合後、昌子はチームメートにゲキを飛ばしていたという。
伝えたのは「頭を出していかないといけない」というボックス内の守備対応に関する言葉。しかし、何より伝えたかったのは「身体を投げ出してでも守ろう」という気持ちの発露だった。
「ロッカーで言ったけど、頭を出していかないと。確かに難しいボールかもしれないけど、頭を出した京都と、足を出した俺たちだと。だから俺たちより上にいるかもしれないんだと。身体を張って戦っていかないと。もしかしたらケガをするかもしれないけど、頭を出していく。それくらい気持ちのこもったプレーをしないといけないと思っていたので、今日の試合はそういったところを表現しようと思って入った」(昌子)
実際にこの日の試合終盤、屈強なフィジカルを誇るFWルカオのカウンターを受け、浮き球を競り合う場面があったが、ルカオが足を出してボールを収めようとするのに対し、昌子はバウンドしたボールをヘディングで処理。勇気を持って頭を出したというだけでなく、ファウルのアドバンテージを得て二次攻撃につなげることで、勝ち越しへの勢いも強めていた。
後半からの投入となったルカオに対しては明確な警戒意識を持っていたという昌子。「僕らと川崎Fの試合を見て、僕がエリソン選手に手こずっているのを分析して、ゴリゴリ来るルカオ選手が頭(先発)から来ると思っていた」。そのルカオは第26節・柏戦でこの日のカウンターと同様の形から浮き球を収め、決勝点を決めていたが、そのシーンも分析していたようで「レイソルの失点も見ていたので。ああいう選手に空中戦で行っても勝てないんで、それならもう競らずに次のボールをと思っていた」と冷静な駆け引きで上回った。
そんな主将の攻守にわたる”頭”での大仕事により、ようやく掴み取った勝ち点3。3日後にはクラブ史上初のACLEアウェーゲームのジョホール・ダルル・タクジム戦を控え、大忙しの連戦が続くなか、「アウェーの地で歴史的1勝を挙げてきたい」と意気込んだ主将は「家族に会って行ってきます!」と充実の表情でスタジアムを後にした。
(取材・文 竹内達也)
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