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横浜FC、次節待たずにJ2降格決定の可能性も…三浦監督「まだ諦めていない」

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降格が近づく横浜FC

[11.8 J1第36節 鹿島 2-1 横浜FC メルスタ]

 横浜FCは8日、首位の鹿島アントラーズに1-2で敗れ、前節・柏戦(●0-2)に続いて上位相手に2連敗を喫した。残留圏17位の横浜F・マリノスとの勝ち点差を5のまま縮められず、今節で横浜FMが勝利した場合、その時点でJ2降格が決まる状況となった。

 この日の横浜FCは前線にFW櫻川ソロモンとFWアダイウトンの屈強な2枚を並べ、シンプルな攻撃で鹿島に挑んだ。前半はカウンターから櫻川に2本のシュートチャンスが訪れたほか、新潟医療福祉大在学中の特別指定選手MF細井響のロングスローで何度も相手ゴール前を強襲。良い流れのまま試合を運んでいた。

 だが、チャンスを決められないまま後半に入ると徐々に出足が鈍くなり、後半17分と同20分に2失点。同22分に細井のロングスローを起点とした波状攻撃からDFンドカ・ボニフェイスがのゴールで1点を返したが、続く1点は遠かった。

 試合後、三浦文丈監督は「我々がイメージした通り、ゲームの入りは鹿島さんの背後にボールを落として、そこで圧力をかけてボールを入れる、そこからサイドに行ったらロングスローをどんどん入れるということで、選手がこちらの意図を理解して戦ってくれた」とプラン通りの戦いに手応えを口にしつつ、「その中でも前半に奪ってソロモンが真ん中でフリーになって左足で打ったシュートとか、ああいうのを決め切ったら違う展開になったと思う」と決定力を悔やんだ。

 また後半については「前半にゼロで帰ってきたので、後半どこかでギアを上げて勝負に行かないといけないと思っていたなか、鹿島さんが勝負強いのは我々が警戒していたレオ・セアラがゴールするし、警戒していたセットプレーでゴールするのでそこは試合巧者だった」と総括。「セットプレーは我々も準備していたし、ロングスローから1点取れた。最後まで選手は本当によくやってくれて、同点を目指してゴールを脅かしてくれたが、そこで足りなかった」と
振り返った。

 J1残留の行方は、まずは9日に予定されている横浜FMの京都戦次第。横浜FMが京都に勝った時点で次節を待たずにJ2降格が決まる状況となった。

 三浦監督は「まずは明日の試合、他力になるかもしれないが、そこでどういう結果になるか。まずは可能性があるのであれば、どんな形であれ残留を目指す」と宣言。降格の可能性が高まる中で「もし降格になったとしても、この2試合を先に繋げるために重要な2試合になる。次は我々のホームで、ここ最近は三ツ沢でやられていないので、しっかりといい準備をして次につながる戦いをしてちゃんと締めくくりたい」と次戦の健闘を誓いつつも、「ただし、まだ諦めていない」と吉報を願った。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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