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“昇格請負人”清原翔平が現役引退…14年金沢キャプテンとしてJ2昇格、16年C大阪でJ1昇格決定弾、VONDS市原JFL昇格で有終の美

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MF清原翔平

 関東1部のVONDS市原FCは13日、MF清原翔平(38)の今季限りでの現役引退を発表した。

 清原は札幌大、SAGAWA SHIGA FCを経て、2013年から金沢に移籍。当時JFLの金沢は翌年J3に昇格すると、清原はキャプテンとしてチームをけん引し、J3昇格初年度で優勝とJ2昇格に貢献した。16年からはJ2に降格していたセレッソ大阪に加入。その年のJ1昇格プレーオフで決勝ゴールを挙げ、再びJ1昇格の原動力となった。

 17年に徳島ヴォルティスに期限付き移籍、18年には金沢に完全移籍で復帰した。その後はSC相模原を経て、22年からVONDS市原に加入。同クラブは来季のJFL昇格を果たした。

 清原はクラブ公式サイトを通じ、「今シーズンをもちましてサッカー選手を引退することを決断いたしました」と思いを伝えている。

「現役生活を振り返るとSAGAWA SHIGA FC、ツエーゲン金沢、セレッソ大阪、徳島ヴォルティス、SC相模原、VONDS市原FCという素晴らしいチームでプレーできたことを誇りに思います」

「まさか自分が16年もプレー出来るとは思ってもいませんでした。ただそれも兄の影響で小1からサッカーを始め、今までの間でお世話になった指導者の方々や先輩、同期、後輩達、携わってくれた全ての人がいてくれたからだと思っています。本当にありがとうございました」

「また、両親や兄が素晴らしい環境を用意してくれたことにもとても感謝しています。本当にありがとう」

「1番の良き理解者であり、1番近くで応援してくれた妻。本当にありがとう。スーパー応援団、我が子達。いつも家で大きな声で応援歌を歌ってくれてありがとう」

「VONDS市原FCには『1年でJFLに昇格させる』という強い想いを胸に入団し、気がつけば4年の月日が流れていました。加入した年には半月板と前十字靭帯の手術を経験し、年齢とともに怪我も増えました。それでもチームに必要だと言っていただき、期待に応えたい一心で日々を過ごしてきた4年間でした」

「2年連続で入れ替え戦に敗れた時は、正直心が折れそうにもなりました。それでも、布さんとの最後の面談で託された。『後は頼んだぞ。昇格してくれよ。』という言葉が、絶対に諦めてはいけないんだと僕の心に火を灯し続けてくれました」

「そして今年、力強く成長したチームメイト、スタッフ、そしてVONDSファミリーの皆様とともに、何度も跳ね返されてきた壁をついに乗り越え、悲願のJFL昇格を掴むことができました。この瞬間を共に迎えられたこと、心から嬉しく思っています」

「来シーズンからは戦場はJFLになります。厳しい試合も多くなるでしょう。ただ今のVONDS市原はどんな壁も打ち破れる力があると信じています。苦しい時期を乗り越え、やっと掴み取ったJFLの舞台で躍動しましょう。次の目標はもちろん『JFL優勝・J3昇格』です。そこに愚直に挑戦する姿はきっと市原全体を巻き込む大きなパワーになるはずです」

「選手としてのキャリアはこれで終わりますが、これからもサッカーを通じて得た経験を活かし、次のステージでもチャレンジと成長を続けたいと思っています」

「最後に、これまで関わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。これからもサッカー界には携わっていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします」

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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