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昨季MVPが手にした課題…プロ初のPK戦から奮起する鹿島GK早川友基「自分が操っているくらいの感覚にできれば」

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PK戦に敗れたGK早川友基

[2.7 J1百年構想EAST第1節 FC東京 1-1(PK5-4) 鹿島 味スタ]

 引き分けの場合はPK戦で決着をつけるというレギュレーションのJリーグ百年構想リーグ。昨季王者の鹿島アントラーズは前半のうちに退場者を出した後、10人で追いついて引き分けに持ち込んだが、PK戦に敗れて勝ち点1にとどまった。日本代表GK早川友基はPKを止めることができず、悔しいW杯イヤー初陣となった。

 昨季のはGK史上2人目となるJリーグMVPに輝いた国内屈指の守護神だが、PK戦を戦うのはプロ入り後初めて。大学最後の総理大臣杯・インカレ代替大会「#atarimaeni CUP」2回戦・東海大戦(●1-1、PK2-4)以来の見せ場を活かすことはできなかった。5人のキックを通して相手に大きくテンポを乱されることはなかったものの、同じ方向に飛んだ4人目DF橋本健人のキックにも触れることはできず、いわば完敗だった。

 それでも試合後、報道陣の取材に応じた早川は前を向いていた。

「PK戦はプロに入って初めてだったので、良い緊張感という部分ではすごくその場を楽しめたと思う。やっぱり1本止められればよかったけど、相手もかなり自分を見て蹴ってきた。せっかくのこういう機会なので、練習もそうだし、回数を重ねて自分の間合いというか、メンタリティでも相手を上回って自分に引き込むことができれば良いと思う」(早川)

 5人目では昨年7月のEAFF E-1選手権、同11月の国際親善試合で日本代表活動を共にしたMF佐藤龍之介と対峙し、ゴールの真ん中を割られたが、「真ん中に来るんじゃないかというのを張っていたらもしかしたら行けたかもしれないけど、それは結果論」と冷静に総括。ただ単にコースを読むだけでなく、より根本的なスキルアップに励む構えだ。

 W杯メンバー入りが有力視される早川にとって、このJリーグ百年構想リーグは公式戦でPK戦を経験できる貴重な機会ともなる。日頃の練習でPK戦を取り入れることはできても、「チームメートとは毎日やっているし、こっちが蹴りやすいんだろうなという特徴もわかる」ため、やはり実戦で乗り越えていくことが上達の近道と言えそうだ。

 目指すところは通常のシュートストップと同じく、主体的にキッカーを追い込んでいく境地だ。「蹴るほうが絶対に緊張しているので、そこをどう自分のマインドに引き込んでいくかというところ。より自分が操っているくらいの感覚にできれば勝手に止められると思うので、そういったところももっと上げていきたい」。Jリーグ史上2人目の“MVP守護神”に輝いた26歳だが、プロでのPK戦キャリアはこれが第一歩。特別大会初陣で貴重な課題を手にした。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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