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東京V深澤大輝は盟友との初マッチアップより自身のミスを重視…「嬉しいけど、それ以上に悔しさが残る」

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フル出場した東京VのDF深澤大輝

[2.15 J1百年構想リーグ EAST第2節 柏 1-2 東京V 三協F柏]

 開幕戦を制して敵地に乗り込んだ東京ヴェルディは、立ち上がりから柏レイソルに押し込まれる苦しい展開を強いられた。決定機を何度もつくられながらも0-0で推移していたが、不運なゴールで均衡を破られてしまう。

 前半33分、DF深澤大輝がGKへのバックパスを試みたところでバランスを崩してしまい、柏のMF小泉佳穂にボールをさらわれてしまう。そのままPAに進入した小泉に決め切られ、東京Vは思わぬ形で1点のビハインドを負った。失点直後、うつ伏せにピッチに倒れ込んだ深澤は、チームメイトから声をかけられるも、頭が真っ白で覚えていないと振り返るほど痛恨のミスだった。

 それでも城福浩監督は「前半が1失点で終わったというところが、今日の勝因の全て」と試合後の会見で明かす。2失点、3失点と前半のうちに点差が広がっていてもおかしくない展開だったが、0-1であることに意味があったという。

「後半は必ず我々の方が走力を上回る自信があるので、ペースを落とさずに自分たちの時間を作りながら押し込むことはできるとは思っていました」(城福監督)

 指揮官の読みどおり、前半はわずかシュート1本におさえられていた試合の流れは、後半に入って変化を見せる。

 後半13分に東京Vがピッチに送り込んだ3選手のうち、FW山見大登が出場から5分後にFW染野唯月の同点ゴールをアシスト。そして、MF福田湧矢が後半AT2分に、逆転ゴールを叩き込んだ。試合後のスタッツでも指揮官の思惑通りだったことを裏付ける。柏のチーム全体の走行距離が120.561kmだったのに対して、東京Vは同124.851km。スプリント回数では、柏の120回に対して、177回と大きく上回っていた。

 じつはこの試合は、深澤にとっては特別な意味も持っていた。今季から柏に加入したMF大久保智明は、東京VのジュニアからJrユース、ユース、さらには中央大まで、長年にわたってチームメイトだった存在。中央大卒業後に、深澤は東京V、大久保は浦和、と別々の道を歩んできたが、これまでの対戦で同じ時間にピッチに機会はなかった。それでも、2人にとってプロ6年目の今季、大久保が後半24分から途中出場したことで、その瞬間がやってくる。大久保は右のシャドーに入ったため、3バック左の深澤と直接対峙する格好になった。

「あいつ(大久保)とマッチアップできたというか、試合で同じピッチに立ったっていうのはすごい嬉しいことですけど、それ以上に今日の試合に関しては悔しさが残る。多分これまでの人生の中でも印象に残る試合だったかなと思います」

 盟友との邂逅を経ても、深澤はなお失点の場面を悔やんだ。それでもやはりこの日の勝利は、チームにとっても大きな意味を持つ。

「去年1回も勝てなかった(公式戦1分3敗)、すごい差をつけられた、差を見せられたレイソルさんに勝てたっていうのは、結果だけでいったら自信になりました。でも個人的にもチーム的にももっと改善しないといけないところがあるので、勝って反省するのが一番いいと思いますし、そこは来週からまた次の試合に向けてやっていきたいです」

 開幕2連勝で首位に立つ東京Vの次節は21日、ホームに町田を迎える。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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