“飛び級”U23アジア制覇も悔い残した名古屋18歳MF森壮一朗、J復帰初陣で積極果敢に再出発! PK戦は挙手回避も「次からはメンタル強く」
MF
[2.15 J1百年構想WEST第2節 G大阪 0-0(PK2-3) 名古屋 パナスタ]
“飛び級”でアジアの舞台に挑んだ18歳の若武者が、勝負の新シーズンをスタートさせた。名古屋グランパスの18歳MF森壮一朗は15日、J1百年構想リーグ第2節で初めてベンチ入りすると、後半開始から右ウイングバックで途中出場。持ち味の推進力を活かした攻撃参加を何度も見せ、効果的なクロスも配球した。
守備のタスクを担いながらも、攻勢に出ていくための交代だった。「どんどん前に出ていくところを求められていたし、前半は自分たちが思ったように前に行けなかったのがあったので、前に行って活性化してほしいという意図があったと思う。その意図を汲み取りながらやった」。守備では高い位置までプレスをかけることで元日本代表DF初瀬亮をケアし、ボールを持てば果敢に前に出ていった。
その結果、対面の初瀬が高い位置を取れるシーンは前半よりも少なくなり、守備の意識も失わずに自陣での決定的なボール奪取を披露。また攻撃では味方のロングボールに対してペナルティエリア内まで飛び込んだり、深い位置まで攻め込んでマイナス方向へのクロスを通したりと強みを発揮した。森自身も「後半の頭からスタートして、プレッシングの部分や、自分がボールを取ってチャンスを作れたシーンは多く作れた」と手応えを感じていたようだ。
もっとも、結果としては0-0のドロー。試合途中からは相手に負傷者が続き、数的優位の展開に持ち込んでいたなか、崩し切れなかったという現実も残った。森は「自分がターゲットになってクロスに入っていくところ、自分が開いてクロスを上げていくところの回数は出せたけど、最後の質はもっと求めていかないといけない」と課題も見つめていた。
2007年生まれの森は今年1月のAFC U23アジアカップメンバーに選出されるなど、世代別日本代表でも期待を背負う存在。同大会の日本はロサンゼルス五輪世代にあたる05年以降に生まれた選手でメンバー編成を行っていたが、大会年齢制限は03年以降に生まれた選手が対象だったため、“4学年差”の飛び級選出ながらグループリーグ2試合とラウンド16のヨルダン戦に先発出場していた。
とはいえ日本が同大会で見事に連覇を果たした一方、森にとっては複雑な思いも残る大会だった。ラウンド16のヨルダン戦でなかなか良さを出せず、後半23分に途中交代した後、準決勝と決勝では190cmの長身SB小泉佳絃が先発に定着。森はいずれの試合も出場機会を得ることができず、大会後に「自分の力で優勝を決めたかったという悔しい思いはある」との言葉を残していた。
上半期限りのJ1百年構想リーグは、サウジアラビアの地で味わった悔しさから奮起を期する大会となる。「サッカーは本当にメンタルだと思う。ミスをした時にどれだけ次、次と切り替えられるか。ミスをして落ち込んでいたら次のプレーもどんどん落ちていくし、そこはアジア杯を通じて改めて感じた」。数々の若手選手を育ててきたペトロヴィッチ新監督のもと、まずはチャレンジする姿勢を表現し続けるつもりだ。
「ミシャさんはチャレンジするミスをポジティブに受け入れてくれる監督。イージーなミスはなくしていかないといけないけど、ポジティブな取り組む姿勢で起きたミスは次につながると練習からずっと言ってくれるので、一つのミスを恐れずにプレーしていくことが大切だと思う」
その姿勢は今大会限定で行われるPK戦にも活かしていきたいところだ。森は年齢的に来年のU-20W杯にも出場できる資格を持つ立場。ここから世界大会に向けてAFC U20アジア杯やロサンゼルス五輪予選(次回のU23アジア杯)を戦うことが見込まれており、他の選手よりも運命をかけたPK戦を戦う機会は間違いなく多い。
この日のPK戦では名古屋が挙手制でキッカーを決めるなか、名乗り挙げることはしなかったといい、相手の負傷者に伴う人数合わせでキッカーの担当から外れていた。しかし、次回からは積極的に挑んでいく構えだ。「次からはメンタル強く頑張ります。もっと練習して上手くなって自信をつけたい」。まずは名古屋が誇るGK陣との対決で鍛錬を積み、スキルアップを狙う。
(取材・文 竹内達也)
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“飛び級”でアジアの舞台に挑んだ18歳の若武者が、勝負の新シーズンをスタートさせた。名古屋グランパスの18歳MF森壮一朗は15日、J1百年構想リーグ第2節で初めてベンチ入りすると、後半開始から右ウイングバックで途中出場。持ち味の推進力を活かした攻撃参加を何度も見せ、効果的なクロスも配球した。
守備のタスクを担いながらも、攻勢に出ていくための交代だった。「どんどん前に出ていくところを求められていたし、前半は自分たちが思ったように前に行けなかったのがあったので、前に行って活性化してほしいという意図があったと思う。その意図を汲み取りながらやった」。守備では高い位置までプレスをかけることで元日本代表DF初瀬亮をケアし、ボールを持てば果敢に前に出ていった。
その結果、対面の初瀬が高い位置を取れるシーンは前半よりも少なくなり、守備の意識も失わずに自陣での決定的なボール奪取を披露。また攻撃では味方のロングボールに対してペナルティエリア内まで飛び込んだり、深い位置まで攻め込んでマイナス方向へのクロスを通したりと強みを発揮した。森自身も「後半の頭からスタートして、プレッシングの部分や、自分がボールを取ってチャンスを作れたシーンは多く作れた」と手応えを感じていたようだ。
もっとも、結果としては0-0のドロー。試合途中からは相手に負傷者が続き、数的優位の展開に持ち込んでいたなか、崩し切れなかったという現実も残った。森は「自分がターゲットになってクロスに入っていくところ、自分が開いてクロスを上げていくところの回数は出せたけど、最後の質はもっと求めていかないといけない」と課題も見つめていた。
2007年生まれの森は今年1月のAFC U23アジアカップメンバーに選出されるなど、世代別日本代表でも期待を背負う存在。同大会の日本はロサンゼルス五輪世代にあたる05年以降に生まれた選手でメンバー編成を行っていたが、大会年齢制限は03年以降に生まれた選手が対象だったため、“4学年差”の飛び級選出ながらグループリーグ2試合とラウンド16のヨルダン戦に先発出場していた。
とはいえ日本が同大会で見事に連覇を果たした一方、森にとっては複雑な思いも残る大会だった。ラウンド16のヨルダン戦でなかなか良さを出せず、後半23分に途中交代した後、準決勝と決勝では190cmの長身SB小泉佳絃が先発に定着。森はいずれの試合も出場機会を得ることができず、大会後に「自分の力で優勝を決めたかったという悔しい思いはある」との言葉を残していた。
上半期限りのJ1百年構想リーグは、サウジアラビアの地で味わった悔しさから奮起を期する大会となる。「サッカーは本当にメンタルだと思う。ミスをした時にどれだけ次、次と切り替えられるか。ミスをして落ち込んでいたら次のプレーもどんどん落ちていくし、そこはアジア杯を通じて改めて感じた」。数々の若手選手を育ててきたペトロヴィッチ新監督のもと、まずはチャレンジする姿勢を表現し続けるつもりだ。
「ミシャさんはチャレンジするミスをポジティブに受け入れてくれる監督。イージーなミスはなくしていかないといけないけど、ポジティブな取り組む姿勢で起きたミスは次につながると練習からずっと言ってくれるので、一つのミスを恐れずにプレーしていくことが大切だと思う」
その姿勢は今大会限定で行われるPK戦にも活かしていきたいところだ。森は年齢的に来年のU-20W杯にも出場できる資格を持つ立場。ここから世界大会に向けてAFC U20アジア杯やロサンゼルス五輪予選(次回のU23アジア杯)を戦うことが見込まれており、他の選手よりも運命をかけたPK戦を戦う機会は間違いなく多い。
この日のPK戦では名古屋が挙手制でキッカーを決めるなか、名乗り挙げることはしなかったといい、相手の負傷者に伴う人数合わせでキッカーの担当から外れていた。しかし、次回からは積極的に挑んでいく構えだ。「次からはメンタル強く頑張ります。もっと練習して上手くなって自信をつけたい」。まずは名古屋が誇るGK陣との対決で鍛錬を積み、スキルアップを狙う。
(取材・文 竹内達也)
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