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「わかりやすく大きな修正ポイント」3連敗で見えた課題をポジティブにとらえる柏MF小泉佳穂

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昨季はベストイレブンの活躍を見せた柏MF小泉佳穂

[2.28 J1百年構想リーグ EAST第4節 FC東京 0-2 柏 味スタ]

 昨季のJ1において、唯一連敗をしなかった柏レイソルがまさかの開幕3連敗。2位と躍進した2025年を経て、百年構想リーグの優勝争いも期待されたなかで、チームは怪我人と体調不良者の多さに苦んでいる。第2節・東京V戦の後には「13〜14人、戦線離脱している」と指揮官が言及したほどだった。

 それでも第4節でつかんだ今季初勝利に、MF小泉佳穂は「ようやく1つ取っただけなので、まだまだ相変わらず課題もたくさん出た試合でした」と、あくまで先を見据える。 

 昨季のリーグトップのボール支配率(59.3%)が示すように、ボールを保持するスタイルの柏は、攻守でハードワークすることも求められており、昨季は1試合平均走行距離でリーグトップタイ(119km)、1試合平均スプリント回数でリーグ3位(137回)の数字を残している。転じて今季で言えば、逆転負けを喫した第2節・東京V戦では走行距離、スプリント回数ともに東京Vに大きく水をあけられており、疲労が見え出した時間帯から形勢が逆転した。

 しかし、FC東京戦では走行距離(127.438km)、スプリント回数(178回)ともに今季最多の数字を記録した。プレーの強度が戻ってきたのか。「スプリントの本数とか走行距離みたいな意味で言うなら、間違いなく今年では一番強度は高かったと思っています。そこは1つのテーマだったので明確に」と小泉。とはいえ、理想には遠い状態であることを小泉は強調する。

「攻守においてゲームをコントロールできたかと言われると全然できていないので、まだまだなんですけど。ただ1つ言えるのは、ハイプレスも何回もかけ続ける、守備の穴を運動量でみんなで埋め続けるっていうところで、相手に楽にサッカーをさせなかったところは大きくあると思う。相手に難易度の高いプレーを常に強いることができたっていう意味で、今日の運動量、強度みたいなところがポジティブな結果に表れたかなと」

 この試合で決定機の数ではFC東京のほうに分があったが、失点をゼロでおさえられたのはGK小島亨介の好セーブに助けられたところが大きかった。「個人に助けられた面がすごく大きい」と今季初の無失点で終えた要因を小泉はあげる。

 リカルド・ロドリゲス監督体制2年目、相手の対策も進むが、小泉はあくまで自分たちに矢印を向ける。

「(柏の)ボールホルダーに対して選択肢をいくつか、常に提示することができたら、敵のプレッシャーも止まるので。相手の足を止めることができて、ボールホルダーに時間が生まれるっていういい循環が生まれていくんですけど、ボールを持ってない人たちが相手に影響を与えて、味方に選択肢を与えて、みたいなところが全体的にまだ足りてないので。選手個々が限定された状態、(相手の)プレッシャーをくらった状態でボールを受けなきゃいけない状況が多く見られる。そこはわかりやすく大きな修正ポイントだと思うので、そこを突き詰めていければ、もっとスムーズに前進して、ゲームをコントロールしながら試合を終始進められると思ってます」

 そのために、修正していく点も明確だ。

「強度を出しながら正確なプレーをするという意味で、まだまだコンディションを上げなきゃいけないんですけど、立ち位置のところは強度とか運動量に頼らずにもっと1人1人できるようにならないといけないかなと。去年もそうですけど、たまたま個人がうまく解決できているところをそういうものに依存せずにできるようにならないと、こうやって人がいなくなったり抜けたときに、途端に形が出せなくなってしまうことが起こるので。そういうところに気づけるチャンスがこの3連敗でもらえたのは、ある意味ポジティブな側面が大きいと思うので、もっともっと修正していけたら」

 小泉はさらなる進化を誓った。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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