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槙野監督も期待の19歳「日本でプレーする時間はもう少ない」FC東京→藤枝DF永野修都が“1人4役”で開幕4戦フル出場「成長に繋げられるように」

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DF永野修都

[3.1 J2・J3百年構想EAST-B第4節 いわき 1-2 藤枝 ハワスタ]

 元日本代表DFである槙野智章監督のもと、今年1〜2月のAFC U23アジア杯で優勝に貢献したロサンゼルス五輪世代期待の19歳が貴重な経験を積んでいる。

 FC東京からの育成型期限付き移籍で藤枝MYFCに加入しているDF永野修都は今季のJ2・J3百年構想リーグで、開幕から全4試合にフル出場中。それも3バックの右ストッパーで開幕を迎えたかと思えば、第2〜3節は中央のリベロ、第4節は左ストッパーで起用され、すでに3バックの全てを経験している。また試合途中からはボランチも担う“1人4役”。世代別代表でも印象付けたポリバレントな能力をJリーグの舞台でも解き放っている。

 1日に行われた第4節・いわきFC戦では相手がハイプレッシングを志向してくる中、左ストッパーの配球で存在感を発揮。右利きだが左足でも遜色なく蹴れる能力を活かし、果敢に縦パスを刺し込んでいた。前半開始早々にはその縦パスが相手にカットされ、ヒヤリとする場面もあった。しかし、チャレンジはその後も継続。守備でも引いて守るのではなく、相手の前に入ってボールに触れるトライを欠かさず、それでいてカバーリングにも意識高く走り、より高水準の守り方にトライしようとしていた。

 そうした“チャレンジする姿勢”は槙野監督による方針も大きいようで「チャレンジというところは監督からも求められている部分。ミスを恐れることなく、しっかりと自分の良さを出していくことを意識している」という永野。ここまでの現状には「自分としてもいろんなポジションでしっかり経験を積ませてもらって、今日は途中からボランチもやって、藤枝に来ていろんな経験ができていると思う」と大きな手応えを感じているようだ。

 槙野監督としても、自身が現役時代に務めていたCBの有望株の育成には大きな使命感を持って取り組んでいる様子。「僕が見て、彼が日本でプレーする時間はもう少ないと思っている」という絶大な期待を寄せており、明確な育成プランを持って永野と向き合っていることを明かす。

「彼が世界に羽ばたく、A代表に持っていくところの通過点として、槙野監督のもとでプレーの幅が広がったと言ってもらえるようにと。僕も遠藤航を近くで見ていたけど、自分がやってこなかったポジションで、求められてこなかったタスクをやっていくなかでどんどん広がっていったのを見ていた。だからこそ、永野修都のリベロ起用、右のストッパー、左のストッパー、今日はボランチも途中でしましたが、そうすることで彼の成長具合とプレーの幅が広がった時、あの時にここでプレーしていたからだと言ってもらえるように、どんどんその価値だったり、引き出しを増やしていければいいなと思っています」(槙野監督)

 プロ1年目の昨季はガイナーレ鳥取で武者修行し、CBとボランチの両方でJ3リーグ戦31試合の経験を積み重ね、国際舞台での飛躍に繋げてきた永野。今季はJ2初挑戦で「チームメートもJ2でレベルも高いし、より個人としても求められる部分は多くなってくる。より質を求められていると思う」という中でも、さらに多様な役割を担いながら成長を加速させていく構えだ。

 とはいえ謙虚な姿勢はこれまでと変わらず、槙野監督が予言する早期の欧州挑戦については「もちろんそうなれば嬉しいけど、まだまだな部分もあると思っているので、しっかり目の前の成長できる部分を吸収して成長していきたいと思います」と控えめ。まずは「本当に1試合1試合が大事なので、しっかり試合に出続けるためにアピールして、この半年間でできる限り個人としても成長に繋げられるようにやっていきたい」と地に足をつけ、百年構想リーグに全力を注ぐ。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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