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衝撃の1年目は“正解だと思っていない”…鹿島MF濃野公人「この半年間は自分でも驚くくらい成長できた」進化の途上

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[6.6 J1百年構想リーグPO(1-2位決定戦)第2戦 鹿島2-0神戸 メルカリ]

 奇跡の大逆転を目指した鹿島アントラーズだが、3点届かなかった。「スタジアムに足を踏み入れた時にこれはひっくり返せると思った。ひっくり返さないといかんなと思ったんですけど、正直叶わなくてより一層悔しいです」。MF濃野公人も悔しさを噛み締めた。

「ひとり一人がどれだけ悔しいと思えるか。第1戦で5点ぶち込まれたことが今の自分たちの立ち位置だと思う。そこを認識したうえでもっともっとレベルアップして、他を寄せ付けないくらいの強さを持たないといけない。今日みたいな試合を毎試合できるくらいにしたい」

 プロ3年目を迎えた。関西学院大から加入した24年は、J1リーグ戦31試合に出場して9得点と大ブレイク。J1ベストイレブンにも輝いた。しかしシーズン終盤に右膝外側半月板を損傷。プロ2年目の昨季は、J1で27試合1得点。1年目のインパクトに比べれば、やや物足りなさを感じさせた。

 ただシーズン移行に伴う特別大会となったJ1百年構想リーグでは19試合に出場。また複数ポジションを任されたことで、手ごたえも持つことができたという。「後ろ3枚で回すこともタスクとして与えられたし、外に広がって運動量を出してというタスク、今日みたいにサイドハーフでインサイドに入ってとか、いろんなタスクをこなせるようになった」。それもあって、「この半年間は自分でも驚くくらい成長できた」という。

「今までは大外で攻撃参加するだけが僕の特徴と言われていたけど、後ろ3枚でビルドアップに参加したり、相手のキーマンを抑える守備ができるところもみせることができた。そこはものすごく成長した部分。特別何か変えたことはないけど、練習の中のちっちゃな意識とか、そういう積み重ねが自信につながっている。今まで意識が低かったわけじゃないけど、これだけ意識して取り組めばまだまだ伸びると感じれたので、もっと成長したい」

 たらればを言えばキリがないが、1年目の終盤の怪我がなければどうなっていたのか。しかし以前は頭に浮かぶこともあったが、今は全く思っていないという。「正直1年目が正解だと思っていない。あの状態に戻りたいとも今は思っていない。怪我がないに越したことはなかったし、あの怪我を引きずって、長引いて、去年あまり思うようなプレーができなかったけど、跳ね返すことができたと思っている。どうしても1年目が正解と思われそうですけど、それもそうじゃないなと自分の中では思っている。もっと選手としての幅を広げて、新たな選手になりたい」。24歳はまだまだ進化の途上にある。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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