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サレジオ学院中が横浜市総体初優勝から神奈川制覇、全中にあと1勝届かずも関東8強「見ていない景色を見せてくれた」

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サレジオ学院中は惜しくも全国に届かなかった

[8.9 関東中学代表決定戦 サレジオ学院中 0-1 甲府市立城南中 かもめ]

 サレジオ学院中はあと一歩のところで全国大会に届かなかったが、学校の歴史を塗り替える夏になった。中宗総監督は「学校としても見ていない景色を見せてくれた」と選手たちを称えた。

 サレジオ学院中は7月、横浜市中学総体で初優勝。勢いそのまま神奈川県中学総体でも初優勝を果たし、神奈川県王者として関東中学校サッカー大会に臨んだ。1回戦では3-1の逆転勝利を収め、全国中学校サッカー大会(全中)初出場に王手をかける。ただ2回戦で流通経済大柏中に敗れて代表決定戦にまわると、続く駒場東邦中戦でも敗れて関東代表最終1枠を懸けた第7代表決定戦に進んだ。

 そうして臨んだ甲府市立城南中戦では前半に先制点を許したが、後半はほぼハーフコートゲームで攻勢を強めていった。しかし3日間で4試合目の過密日程や大一番で次第に時間がなくなっていく焦りも影響し、ゴール前の精度を欠いて0-1でタイムアップ。関東ベスト8の好成績を残しつつも、惜しくも全中出場権は獲得できなかった。

 指揮官は「押し込むところはできたんですが、最後のシュートや動き出しのタイミングという技術のところでちょっと課題が出た」と振り返り、選手の頑張りも踏まえながら「一生懸命プレーしてくれているので、そこで最後力を抜いてプレーできるか」と1点差に泣いた一戦を総括した。

 それでも新たな歴史を作った偉大なチームであることは間違いない。「僕としては恩返しだという気持ちでやった大会でした」と話す中宗監督は試合後、円陣で選手たちに感謝を伝え、「本当に誇りになる」と労った。

 キャプテンのMF川口敬大(3年)も「すごく良いチームだった」と胸を張る。「もともとまとめるのは好きだった」といい、新チームになった昨夏から主将に就任。「自分もこのチームを勝たせたいと思っていたので頑張ろう」と大役を引き受けた。

 自身の代で複数の初優勝を成し遂げた中、川口が強調するのはチームメイトへの感謝だ。「史上初のことがチームで多かったので、その面ではやっぱりみんなに感謝したい」と話し、主将として過ごした1年間に「チームの雰囲気も良く、いろいろな試合で勝ってきたので楽しかったです」と充実ぶりを示した。

 川口は系列のサレジオ学院高に進んでからもサッカーを続ける予定。神奈川県の高校勢は強豪揃いで、新たな舞台で目指す全国大会の道には「ハードルは上がってくる」と覚悟する。それでも「同じ舞台に戻ってきて次はこういうところで勝ちたいですし、自分たちには(中高一貫校のため)まだ同じチームでできるチャンスがあるので絶対勝ちたい」と川口。サレジオ学院中の“最強世代”は高校でも新たな景色を掴みにいく。

キャプテンのMF川口敬大(3年)

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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