じゃんけん負けで始まったGKの道「止めるの楽しいと」…広がるリードもC大阪U-15を引き締め続けた守護神・山口尚琉
GK
[8.16 クラセンU-15 C大阪U-15 5-1 金沢U-15 厚別サブ]
セレッソ大阪U-15GK山口尚琉(3年)が出場停止明けでゴールを守り、点差を広げる中でもチームを引き締め続けて今大会初勝利を導いた。
山口は関西予選の退場処分で日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会初戦が出場停止に。15日に行われたグループリーグ第1節・前橋FC戦は控えGKが不在の中でGK舩瀨槙斗(2年)が出場した。山口は1-2の逆転負けを喫した一戦を見守って、「みんな全然体が動けてなくて」と初戦特有の難しさがあったことを感じるとともに、天然芝のピッチでボールを回すことに苦労した様子を感じ取っていたという。
出場停止が明けた第2戦では満を持しての先発入り。山口は「(初戦は)後輩にキーパーの座を譲ってしまった。次は勝たないと3戦目で勝っても得失点差でどうなるか分からなかったので、2戦目でしっかり勝てるようにしっかり前日から準備していた」と気合十分で臨んでいた。
試合はC大阪U-15が前半に4点を先取し、最終的には5-1と点差をつけての勝利になった。山口はチームとして初戦の反省を踏まえて戦えていたことを示し、「ちゃんと学習して今日に繋げて勝利できたからよかった」と試合を総括。その中で守護神はチームがゴールを量産していく展開でも集中した面持ちで油断するそぶりは一切見せず、勝利が確実になった終盤も集中して声をかけ続ける姿が印象的だった。
「僕らは1戦目で負けているので勝つのも大事ですけど、得失点差はだいぶ重要になってくる。後半の最後のところで失点してしまったら向こうのペースになるし、自分のペースを保とうと思ったらみんな一丸となってしっかり守らないといけないと思ったので、しっかり気合を入れてできたのでよかったです」
その一方、唯一の失点となった場面には反省を述べる。ペナルティエリア内右を縦に運ばれての失点に「CBに中を切れといったんですけど相手の利き足が右だったので、そこはしっかり右足のコースを切れるように指示できたらよかった」と山口。「飲水を挟んだところでみんな気が抜けて、僕も指示があまりできていなかったところもあった」と厳しく見つめ、次戦以降に生かしていく考えだ。
登録188cmの長身を誇る山口はシュートストップに自信を持っており、昨年はナショナルトレセンU-14にも参加した。ところがGKを始めたキッカケは小学3年生の頃、じゃんけんで負けたことだという。
「キッカケは恥ずかしいんですけど、僕はもともとフィールドだったんですけどキーパーがいなくてじゃんけんで負けてしまって(やりました)。そこで僕がキーパーをやったところ結構止めて、止めるの楽しいとなってキーパーをやり始めました。(当時も)身長は大きい方で小3の試合だったんですけど、相手から5年生を出すなとか言われたりしたので体は昔から大きかったです」
そうして歩んでいるキーパーとしてのプレーでは「シュートがいっぱい飛んでくる試合とか、ビルドアップでフィールドに関わって参加する場面とかいろいろな状況があるんですけど、やっぱりずっと準備することが大事」と意識。「サッカーって何が起きるか分からないのでリスク管理をしながら準備しています」と心構えを示した。
今後は今年中の世代別代表入りを目指すとともに、10代での海外挑戦も目標とする。山口は「ビルドアップとかハイボールの処理とかはまだまだなのでそこもしっかり準備して、どんどんこうして試合をやっていく中で経験を積んで身につけていこうと思います」と話し、能力を全体的に高めていく考えだ。
そうした未来に向けてもクラセンU-15で活躍して代表入りへアピールしたいところ。山口は「いつものリーグ戦とはやっぱり違うので全国大会という意識を持ちながら、前日もそうですしここ(会場)に来てからの行動とかそういうところをちゃんと準備して勝っていけたら」と意気込み、守護神としてチームを支えながら目標に近づいていく。
(取材・文 加藤直岐)
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セレッソ大阪U-15GK山口尚琉(3年)が出場停止明けでゴールを守り、点差を広げる中でもチームを引き締め続けて今大会初勝利を導いた。
山口は関西予選の退場処分で日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会初戦が出場停止に。15日に行われたグループリーグ第1節・前橋FC戦は控えGKが不在の中でGK舩瀨槙斗(2年)が出場した。山口は1-2の逆転負けを喫した一戦を見守って、「みんな全然体が動けてなくて」と初戦特有の難しさがあったことを感じるとともに、天然芝のピッチでボールを回すことに苦労した様子を感じ取っていたという。
出場停止が明けた第2戦では満を持しての先発入り。山口は「(初戦は)後輩にキーパーの座を譲ってしまった。次は勝たないと3戦目で勝っても得失点差でどうなるか分からなかったので、2戦目でしっかり勝てるようにしっかり前日から準備していた」と気合十分で臨んでいた。
試合はC大阪U-15が前半に4点を先取し、最終的には5-1と点差をつけての勝利になった。山口はチームとして初戦の反省を踏まえて戦えていたことを示し、「ちゃんと学習して今日に繋げて勝利できたからよかった」と試合を総括。その中で守護神はチームがゴールを量産していく展開でも集中した面持ちで油断するそぶりは一切見せず、勝利が確実になった終盤も集中して声をかけ続ける姿が印象的だった。
「僕らは1戦目で負けているので勝つのも大事ですけど、得失点差はだいぶ重要になってくる。後半の最後のところで失点してしまったら向こうのペースになるし、自分のペースを保とうと思ったらみんな一丸となってしっかり守らないといけないと思ったので、しっかり気合を入れてできたのでよかったです」
その一方、唯一の失点となった場面には反省を述べる。ペナルティエリア内右を縦に運ばれての失点に「CBに中を切れといったんですけど相手の利き足が右だったので、そこはしっかり右足のコースを切れるように指示できたらよかった」と山口。「飲水を挟んだところでみんな気が抜けて、僕も指示があまりできていなかったところもあった」と厳しく見つめ、次戦以降に生かしていく考えだ。
登録188cmの長身を誇る山口はシュートストップに自信を持っており、昨年はナショナルトレセンU-14にも参加した。ところがGKを始めたキッカケは小学3年生の頃、じゃんけんで負けたことだという。
「キッカケは恥ずかしいんですけど、僕はもともとフィールドだったんですけどキーパーがいなくてじゃんけんで負けてしまって(やりました)。そこで僕がキーパーをやったところ結構止めて、止めるの楽しいとなってキーパーをやり始めました。(当時も)身長は大きい方で小3の試合だったんですけど、相手から5年生を出すなとか言われたりしたので体は昔から大きかったです」
そうして歩んでいるキーパーとしてのプレーでは「シュートがいっぱい飛んでくる試合とか、ビルドアップでフィールドに関わって参加する場面とかいろいろな状況があるんですけど、やっぱりずっと準備することが大事」と意識。「サッカーって何が起きるか分からないのでリスク管理をしながら準備しています」と心構えを示した。
今後は今年中の世代別代表入りを目指すとともに、10代での海外挑戦も目標とする。山口は「ビルドアップとかハイボールの処理とかはまだまだなのでそこもしっかり準備して、どんどんこうして試合をやっていく中で経験を積んで身につけていこうと思います」と話し、能力を全体的に高めていく考えだ。
そうした未来に向けてもクラセンU-15で活躍して代表入りへアピールしたいところ。山口は「いつものリーグ戦とはやっぱり違うので全国大会という意識を持ちながら、前日もそうですしここ(会場)に来てからの行動とかそういうところをちゃんと準備して勝っていけたら」と意気込み、守護神としてチームを支えながら目標に近づいていく。
(取材・文 加藤直岐)
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