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初の全国制覇へFC LAVIDA「日本一を取らせてあげたい」22年高円宮杯Vの神戸U-15「それに近しいものが」クラセンU-15はあす決勝

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あす決勝

 第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会は25日に決勝を行う。札幌サッカーアミューズメントパーク(天然)で行われる対戦カードはFC LAVIDAヴィッセル神戸U-15に決まった。

 FC LAVIDAは昌平高の系列チームで、関東大会の3連覇を果たして今大会に出場している。グループリーグを2勝1分で首位通過すると決勝トーナメント1回戦ではFC琉球OKINAWA U-15に3-0で、同2回戦では原田学園SC U-15に7-0で勝利。関東大会決勝の再戦となった準々決勝・東京ヴェルディジュニアユース戦は2-0で勝利した。

 準決勝では6試合27得点0失点と好調のガンバ大阪ジュニアユースと対戦した。立ち上がりに先制を許すも「後ろが2トップに我慢強く対応していたことで流れがちょっときたような気もする」と村松明人監督。後半開始早々に追いつくと、逆転から一度は追いつかれるも後半アディショナルタイムに勝ち越し点が生まれて3-2の勝利で決勝進出を果たした。

 村松監督は関東大会3連覇後、「この代は特にトレーニングの取り組みがものすごく良い」と説明。チームメイトの仲も良く、日常から士気高く成長を重ねている。そうして迎えた今大会は「あまりメンバーを固定せず毎試合スタートが少し変わって出ているんですけど、そこに対してもみんなでバックアップする形を取れます」と高いチーム力のもと勝ち上がっており、指揮官は「みんなチームのためにというのをやれる子たちなので、それがすごくプラスになっている」と話した。

 FC LAVIDAのクラセンU-15決勝進出は初めてで、全国大会の決勝は準優勝に終わった2021年の高円宮杯(vsサガン鳥栖U-15)以来となる。高円宮杯決勝では前半2分と6分の失点から1-4の敗戦を喫しており、村松監督は「試合開始直後の選手のマインドだったりというものは高円宮杯のときに出足でいかれたので、選手たちには気持ちの部分ところは伝えていきたい」と試合の入りを意識。「攻守でしっかりと自分たちのイメージ通りのプレーをしたい」と展望した。

 優勝となればチーム初の全国制覇となり、街クラブ勢としてはFW吉田湊海(現鹿島ユース)を擁した23年のFC多摩ジュニアユース以来2大会ぶり。村松監督は「チームは本当に上向きで、大会を通じて上向きになっています。選手たちの気持ちもすごく感じるので、ここは本当に日本一を取らせてあげたいなと思っています」と意気込んだ。

 対する神戸U-15はDF岩波拓也がMVPを受賞した2009年大会以来の頂点を目指す。関西予選で5位になって今大会に出場。すべてJクラブの下部組織となったグループリーグを3戦全勝の無失点突破を果たすと、決勝トーナメント1回戦では1FC川越水上公園を3-0で下した。続く同2回戦では京都サンガF.C.U-15に今大会初失点を許すも2-1で勝利を収めると、準々決勝では前橋FCを3-0で破った。

 準決勝では今季公式戦で1敗の浦和レッズジュニアユースと対戦。山道高平監督が「押し込めるけど点が取れない堅い展開」と振り返るように、前半は相手GKの好セーブもありつつシュート3本にとどまってスコアレスで終了。それでも後半9分の先制ゴールを皮切りに4得点のゴールラッシュを見せ、指揮官は「開始早々に点を取れて交代選手が躍動しての追加点だったりとか、苦しい時間帯を交代メンバーの選手たちが乗らせてくれたのが一番大きかった」と振り返った。

 今季はリーグ戦開幕3連敗スタートとなったが、「下を向く選手はいなくて『俺たちはやるんだ』という強気の選手たちが多い学年で仲も良いので、そういうのがこの大会で上手く表現できている」と指揮官。今大会は全試合で複数得点を記録して守備陣も1失点と躍動しており、大一番でも神戸U-15らしく戦う構えだ。

「1点に収まらず『俺も取りたい。点に絡みたい』というプレーヤーが多いので、そういうのでボールを追い越す選手が増えたりとか攻撃が活気づいているんじゃないかなと。決勝は疲労もありますけど、そういったものを表現してくれたら良い形でゴール前まではいけるかなと思います。ただ決め切らないとサッカーは勝てないので、そこの質もこだわってやっていきたいです。(決勝は)我々のサッカーを貫くだけかなと思います。変に決勝だからこれをやろうとかはないし、夏に日本一を取ろうと言って半年間ずっとやってきたので、取り組んできたサッカーができればいいなと思っています」

 決勝は主将MF花元誉絆(3年)が代表活動のため、準決勝に続いて欠場となる。ただ花元が出場停止だった準々決勝を含めて快勝を収めてきたように、指揮官は「誰が出ても崩れない同じサッカーができる」と今季の強みを強調。高円宮杯を制した22年のチームを引き合いに出し、「3年前の高円宮杯の日本一を取ったときも、誰が出ても全然崩れず同じようなサッカーができるなというのがあったので、それに近しいものがなんとなくですけどある」と話す。選手たちは花元に優勝を誓って送り出したといい、「彼らの責任感は強いと思うので日本一を取って帰りたいなと思います」と力を込めた。

 得点王争いはガンバ大阪ジュニアユースのFW坂井雄真(3年)が9得点で現在単独トップ。次いで8得点でFW加賀野統(G大阪Jrユース/3年)とFWオツコロ海桜(FC LAVIDA/3年)が2位タイに位置している。またFC LAVIDAのFW藤松碧士(3年)も7得点で得点王が射程圏内。神戸U-15のチーム内最多得点者はFW村吉正宗(3年)とDF高谷瑛人(3年)で4得点を記録している。

 決勝は25日の午前11時キックオフを予定している。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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