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[U-15関東1部]左サイドで躍動しPK獲得も…大一番の敗戦に川崎F U-15生田MF荒井瑞樹「決め切ることができなかった」

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攻撃で存在感を発揮した

[9.21 U-15関東1部第16節 川崎F U-15生田 2-3 FC LAVIDA Ankerフィールド]

 MF荒井瑞樹(3年)が特長のスピードを発揮して首位・川崎フロンターレU-15生田の攻撃を牽引した。PK獲得で得点を導く働きも見せたが、大一番は2-3で敗戦。1試合消化の少ないFC LAVIDAに勝ち点で並ばられる結果となり「大事な試合でみんな絶対に勝ちたいという気持ちだったんですけど、残念な結果になってしまったのですごく悔しいです」と唇を噛んだ。

 左サイドハーフの荒井は前半7分、左サイドで球際を制すとゴールライン際まで流れたボールに追いついてチャンスを演出。中へのボールは相手選手のクリアに遭ったが、こぼれ球からDF吉田琉海(3年)がシュートを放ってゴールに迫る場面を作った。同38分には鋭いキックフェイントを2連続で見せて合計3選手を振り切る突破を披露したが、カバーに入ったDFに止められてシュートは打てなかった。さらに1-1で折り返した後半2分、浮き球に反応して左サイドを突破。シュートは枠外だったが相手の脅威になり続けた。

 すると1-2と逆転を許した直後の後半11分、右CB對馬羽琉(3年)が対角に蹴ったロングボールを収めると、ペナルティエリア左に入ったところで相手に倒されてPKを獲得した。「今年ずっと對馬くんから良いボールが来ることが多かったので、あのシーンもしっかり狙って良い形になったのでよかったと思います」。このPKを味方が決め、優勝争いの直接対決で簡単には勝利を譲らないしぶとさを見せた。

 ただ最終的には2-3の敗戦となり、「個人的には前半から点を取りたいという気持ちがあってチャンスはあったんですけど決め切ることができなかった」と荒井。久野智昭監督も「(荒井は)スピードがあるので最後の質のところ」と話し、「良くはなっているんですけれど、さらに良くなれば代表とかに関わる可能性がある選手だと思うので成長してもらえればなと思っています」と期待を込めた。

 荒井は川崎F U-15生田で当初右サイドハーフや右サイドバックを務めていたというが、2年生の途中から左サイドハーフが主戦場になった。「左サイドでボールを受けたときのクロスや仕掛けていくところが自分のストロングポイント」。FWビニシウス・ジュニオールやFWフィル・フォーデンなどドリブルを得意とするアタッカーを参考に「どんな相手にも活躍できる選手になりたい」と研鑽を積んでいる。

 チームは優勝争い直接対決に敗れたが、暫定とはいえ首位で残り2節を戦う。荒井は「僕たちのやれることは残り2試合を全力で戦うこと」と強調。今節の結果を受けて冬の全国大会・高円宮杯の出場が確定しており、日本一の目標に向けても良い形でリーグ戦を締めくくりたいところだ。

 16強敗退となった日本クラブユース(U-15)選手権ではPK戦で失敗するなど、「あまり良いプレーができなかった」と不完全燃焼に終わった。だからこそ中学年代最後の大会へ懸ける思いも強い。「悔しさをぶつけて高円宮杯で良い結果を残せるように頑張りたいです」と決意を述べ、残りわずかな今シーズンで全力を尽くす考えだ。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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