beacon

夏は全国切符逃す失敗…横浜FC JrユースMF和田頼樹がPK戦6人目登場でリベンジ成功「次は5人以内で蹴りたい」

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

PK成功を喜ぶ

[12.14 高円宮杯2回戦 横浜FC Jrユース 2-2(PK6-5) 神村学園中 J-G堺S2]

 夏は全国大会の予選でPK失敗。横浜FCジュニアユースのMF和田頼樹(3年)が全員成功で回ってきた6人目のキッカーでゴールに沈め、高円宮杯8強入りに繋がるリベンジの成功を果たした。

 和田は6月14日の日本クラブユース選手権関東予選3回戦・FC LAVIDA戦で3人目のキッカーとしてPK戦のキッカーを担当するも、無念の失敗。チームも敗れて全国切符を逃していた。その一戦から丸半年が経過した今月14日、全国大会である高円宮杯2回戦・神村学園中戦を戦うと再びPK戦で決着をつけることになった。

 この日は会場が強風に見舞われた関係でセットしたボールが動き、何度も仕切り直しになるキッカーにとっては難しいコンディションだった。それでも両チームとも5人ずつが成功してサドンデスに突入。迎えた6人目、先攻の横浜FC Jrユースは和田が登場する。

「(後攻が決めた場合)外したら終わりというのがあったので」と少なからず緊張を感じていたようだが、「でも5番目に蹴ったMF鳥海隼利主(2年)くんが『笑顔でいこう』とずっと言ってくれていたので緊張も和らいだし、自信にもちょっと繋がった」。落ち着いて右足で蹴ったボールはゴールネットを揺らし、熱くガッツポーズで喜んだ。すると続く相手の6人目が失敗して決着がつき、最終的に和田がチームの最終キッカーとなって2回戦を突破した。

 和田は「(前回)外して6番目に追い出されちゃった。今日決められたので次は5人以内で蹴りたい」と笑顔で話し、PKの自信を深めた様子だ。その上でボランチでプレーする中、強みの球際の強さを発揮してボール奪取できたことに手応えを示しつつ、「個の力で抜く力を出せなかった」とも反省。チームではある程度攻撃参加に制限をかけられているようだが、チアゴ・アルカンタラのプレーを参考にして攻撃面でも存在感を示していく意気込みだ。

 このチームで戦える試合は残り最大3試合。和田は「まずは悔いのないゲームをしていきたい。個人としては挑戦したプレーをして、チームのために走って戦って優勝したい」と力を込めた。

(取材・文 加藤直岐)

●高円宮杯第37回全日本U-15選手権特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中
加藤直岐
Text by 加藤直岐

「ゲキサカ」ショート動画

TOP