MF深谷朔共が弾丸ミドルで名古屋U-15の決勝進出導く!! 来季の目標へ「相当な努力や覚悟が必要」と取り組み攻守に貢献
MF
[12.25 高円宮杯準決勝 名古屋U-15 3-1 大宮U15 味フィ西]
名古屋グランパスU-15は1点リードで折り返した後半6分、FW塚本飛翔(3年=名古屋U-12)が左サイドから折り返したボールは相手にクリアされるも、セカンドボールがMF深谷朔共(3年=名古屋U-12)の前に転がった。深谷はゴール正面のミドルレンジからダイレクトで左足一閃。矢のように一直線に飛んだボールはゴール右へ突き刺さり、スーパーゴールで追加点となった。
深谷は左足のシュートを特長とする選手だが「ミドルシュートを決めたことはあまりなくて結構久々」。それでも高円宮杯準決勝の大舞台で「いつも力んでしまうところがあるので力を抜いてコンパクトに振り抜くだけ」と冷静に構え、完璧なミートで会場がどよめく得点を奪った。
もっとも深谷は0-0の前半24分、左CKからゴールエリア内にこぼれたボールを左足で合わせるも枠に飛ばせず、決定機を逃していた。実際は相手が伸ばした足をかすめていたことで枠から逸れた形だったが、「ひとつのミスでやられると感じていて、そこでやらなければいけないなという気持ちが入った」。強い責任感をもって以降の時間帯を戦い、強烈なミドルシュートで「ミス」を挽回してみせた。
「すごく嬉しかったし、自分のゴールで勝てることはチームのためにも自分のためにも良かったと思う」
左足のキックで参考にしているのは中村俊輔氏だといい、「(今日のような)弾丸も得意だけど、僕の武器であるFKも結構見てほしいです」と深谷。鮮やかなコントロールシュートも武器にしており、剛柔を使い分けて得点を狙っていく意気込みだ。
今季はU-15日本代表に選出され、欧州遠征後に臨んだ夏の全国大会では「(外国籍選手は)身体能力もあるのでどうやってそれに対応していくかというところで、予測の部分を今季レベルアップできた」と語っていた。この日も中盤でボールを回収していき、高い位置へプレスをかけるシーンも披露。守備でも貢献して特に前半の優勢な展開に持ち込んだ。
また、深谷は左足のキックを生かすべく1年間を通して前への推進力や相手を剥がすプレーを向上。この日はトラップで相手を剥がしてファウルを誘い、ガッツポーズを見せる場面もあった。「1年生からプレミアに出るのは前から目標にしていて、出るためには相当な努力や覚悟が必要だと思う」と高校年代での活躍を見据えて攻守両面で成長してきた姿を示した。
「ちょっとボールを失うところはあったけれど、剥がしたりゴールも決めたりして守備のところもしっかりいって取りきれたりしたので決勝に繋げていきたい」。深谷が決勝でも攻守で貢献し、名古屋U-15を15年ぶりの日本一に導く。
(取材・文 加藤直岐)
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名古屋グランパスU-15は1点リードで折り返した後半6分、FW塚本飛翔(3年=名古屋U-12)が左サイドから折り返したボールは相手にクリアされるも、セカンドボールがMF深谷朔共(3年=名古屋U-12)の前に転がった。深谷はゴール正面のミドルレンジからダイレクトで左足一閃。矢のように一直線に飛んだボールはゴール右へ突き刺さり、スーパーゴールで追加点となった。
深谷は左足のシュートを特長とする選手だが「ミドルシュートを決めたことはあまりなくて結構久々」。それでも高円宮杯準決勝の大舞台で「いつも力んでしまうところがあるので力を抜いてコンパクトに振り抜くだけ」と冷静に構え、完璧なミートで会場がどよめく得点を奪った。
もっとも深谷は0-0の前半24分、左CKからゴールエリア内にこぼれたボールを左足で合わせるも枠に飛ばせず、決定機を逃していた。実際は相手が伸ばした足をかすめていたことで枠から逸れた形だったが、「ひとつのミスでやられると感じていて、そこでやらなければいけないなという気持ちが入った」。強い責任感をもって以降の時間帯を戦い、強烈なミドルシュートで「ミス」を挽回してみせた。
「すごく嬉しかったし、自分のゴールで勝てることはチームのためにも自分のためにも良かったと思う」
左足のキックで参考にしているのは中村俊輔氏だといい、「(今日のような)弾丸も得意だけど、僕の武器であるFKも結構見てほしいです」と深谷。鮮やかなコントロールシュートも武器にしており、剛柔を使い分けて得点を狙っていく意気込みだ。
今季はU-15日本代表に選出され、欧州遠征後に臨んだ夏の全国大会では「(外国籍選手は)身体能力もあるのでどうやってそれに対応していくかというところで、予測の部分を今季レベルアップできた」と語っていた。この日も中盤でボールを回収していき、高い位置へプレスをかけるシーンも披露。守備でも貢献して特に前半の優勢な展開に持ち込んだ。
また、深谷は左足のキックを生かすべく1年間を通して前への推進力や相手を剥がすプレーを向上。この日はトラップで相手を剥がしてファウルを誘い、ガッツポーズを見せる場面もあった。「1年生からプレミアに出るのは前から目標にしていて、出るためには相当な努力や覚悟が必要だと思う」と高校年代での活躍を見据えて攻守両面で成長してきた姿を示した。
「ちょっとボールを失うところはあったけれど、剥がしたりゴールも決めたりして守備のところもしっかりいって取りきれたりしたので決勝に繋げていきたい」。深谷が決勝でも攻守で貢献し、名古屋U-15を15年ぶりの日本一に導く。
(取材・文 加藤直岐)
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