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ユース取材ライター陣が選ぶ「国スポ少年男子の部11傑」vol.2

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川端記者が国スポ11傑に選んだDF石村琢人(東京都1年/FC東京U-18)

「わたSHIGA輝く国スポ2025第79回国民スポーツ大会」サッカー競技少年男子の部(10月3日~7日)は東京都が12年ぶり7回目の優勝を飾りました。U-16年代の都道府県選抜チーム24チームが熱戦を繰り広げた国スポ少年男子の部。サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長で育成年代からJリーグまで幅広く取材する川端暁彦記者に、同大会で印象的なプレーを見せた11人を紹介してもらいます。

 川端暁彦記者「国スポの取材は茨城大会以来でしたが、各都府県の精鋭のプレーぶりを堪能できて、楽しい5日間でした。大会の11傑は個性があってゲームの中で輝いていたことは大前提にしつつ、チームの勝ち上がりに確かな貢献をした選手を中心に選んでみました。早期敗退組を含め、他に選びたい選手もたくさんいたのですが、まだまだ彼らの活躍を観る機会は今後もあることでしょう」

以下、川端記者が選ぶ国スポ11傑

GK坂田康祐(愛媛県1年/愛媛FC U-18)
2年連続4強入りとなった愛媛の守護神。ハイライトは初戦となった京都戦。雨の中での粘り強いプレーでゼロ封してのPK戦へ持ち込むと、いきなり1番手をストップ。その後も盛り上げ上手ぶりを発揮し、チームを4強まで導いてみせた。

DF川井浬(石川県1年/ツエーゲン金沢U-18)
CBもこなせるサイズ感を持ちながら、「走ること、オーバーラップ、インナーラップで背後への抜け出しが得意」と語るように、惜しまぬ運動量で右サイドを制圧する働きを見せた。ビルドアップなど課題もあるが、スケール感はかなりのもの。

DF石原拍(愛媛県2年/愛媛FC U-18)
昨年の国スポに続くプレーとなった経験値の高さを感じさせる安定感でチームを支えた。ハイボールのクリアに加え、地上での揺さぶりにも粘り強く対応。ボールの持ち出しが光る場面もあった。名DFだった栗山直樹コーチの薫陶を受けた成果を披露。

DF米村颯真(鹿児島県1年/神村学園高)
全中制覇も経験している神村学園期待のDFは3バックシステムの中心として機能。開催地・滋賀県と戦った初戦や、優勝した東京と激突した準々決勝などで奮戦を見せた。守るだけでなく足技もあり、ボールも運び出せる。沖縄市の比屋根FC出身。

DF石村琢人(東京都1年/FC東京U-18)
“わたshiga輝く”賞も獲得した東京のCB。「選手として自分の価値を示す部分」という自負を持つヘディングでの対空能力は群を抜く。守備中央の防壁として機能し、雨の影響でタフなゲームが続く中での粘り強さも光った。左足のキックにも成長の跡。

DF原田爽潤(東京都1年/東京ヴェルディユース)
「自分の武器はドリブルの突破力」と胸を張るように、小気味良くサイドをぶち抜くプレーを売りとする攻撃型のSB。「3試合目までは良かった」と振り返ったように、決勝でのプレーに自ら不満を表明したが、体力面や安定感を含めて伸びしろに期待したい。

MF小枝朔太郎(静岡県1年/ジュビロ磐田U-18)
年代別代表で攻撃面について指摘を受けて取り組んだ結果、「迷ってしまった」時期もあったそうだが、今大会はあらためて「自分の武器」であるハードワークにフォーカス。球際での戦う姿勢と労を惜しまぬ運動量、勝利への執念を見せ続けた。

MF北村蕾芽(石川県2年/金沢学院大附高)
14番がよく似合う石川のレジスタは、小気味良くボールをさばき、隙を見て正確なパスを前へと付ける、スペースへ長いボールを通すといったプレーを披露。ボールを奪う・拾うといった面でも体を張って踏ん張り、石川の躍進に貢献してみせた。

MF河波飛和(静岡県1年/清水エスパルスユース)
王国静岡らしい小柄なボランチは、抜け目ないポジショニングとダイナミズム、そして派手さはなくともミスもない確かな技術でキラリと光る仕事ぶりを見せ続けた。サイズこそないものの、予測能力にそれを補い、攻守の要として機能してみせた。

FW城秀人(東京都1年/FC東京U-18)
「明るいエネルギーでチームを引っ張ってくれる存在」と東京の太田匡人監督が評したとおり、プレーも言動も前向きさを貫き、優勝に貢献。今季はチームで点を取れずに苦しんでいたが、国スポでは貴重な2得点を叩き込み、自信にも繋げた。

FW川村求(東京都1年/川崎フロンターレU-18)
傑出した“スペシャルサブ”として機能した東京の突貫小僧。「調子は良かった」と振り返るとおり、挑戦的なドリブルと鋭いシュートを武器に、流れを変えて接戦を制する原動力となった。対戦相手にとって、この選手が途中から出てくるのは悪夢だろう。


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川端暁彦
Text by 川端暁彦

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