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“大臣杯男”も決勝不発で“ゆりかごダンス”ならず…ここ3年で2度目の準V関西学院大FW小西春輝「何かが足りなかった」後期の爆発でプロ入り掴む

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シュートを外して頭をかかえる小西春輝

[9.13 総理大臣杯決勝 東洋大1-0関西学院大 キューアンドエースタジアムみやぎ]

 関西学院大のイレブンは得点が決まれば“ゆりかごダンス”を披露する予定でいた。準決勝翌日の11日に早崎義晃監督に第2子となる女の子が誕生していたからだ。「めでたいことは簡単には続かないなと思った」。冗談っぽく話した口調が、より悔しさをにじませた。

 押し込まれた展開を耐えていた関学大は、スコアレスの後半32分にベンチスタートさせていたFW小西春輝(4年=鳥栖U-18)を投入する。すると直後の同34分にMF内田康介(2年=名古屋U-18)のアーリークロスにヘディングで飛び込んで決定機を作るが、シュートは惜しくも右へと外れていった。

 そして後半38分に決勝被弾。先発フル出場した2大会前の決勝同様にピッチで敗戦の瞬間を迎えた。前回はDF濃野公人(現鹿島)ら名だたるメンバーに引っ張られての準優勝。今回は「自分が」という思いを強めていただけに、「今回はみんなを引っ張っていかないといけないのも分かっていた。何かが足りなかったのかなと思います」と自問自答を繰り返した。

「2年前は4回生がすごい人たちで、その人たちに好きなようにやっていいと言われていて、好きなようにやれた。今回は自分がそういう立場になって、みんなを引っ張っていかないといけないのも分かっていた。何かが足りなかったのかなと思います」

 ただ個人としては5試合中3試合の先発出場で3得点を記録。2年前も3得点を決めた大会で、「大臣杯には何か自分が持っているのかなとそういうのを感じつつやっていた」と一定の手ごたえも持った様子だ。卒業後の進路はまだ決まっていないが、これまでJ3クラブの練習には参加。そして古巣であるサガン鳥栖への帰還も諦めない強い気持ちを持って残りの大学生活を過ごしていくつもりでいる。

 2年前は濃野やMF美藤倫(現G大阪)らJ1クラブに複数の選手を輩出した関学大だが、昨年はJリーガー排出はゼロ。そして今季もここまでまだ誰も内定を掴むことが出来ていない。それでも小西は「プレッシャーはないし、2年前にも負けていないと思っている」と力強く話す。「そこは個人の問題なので、僕を含めて磨いていくしかない」。前期リーグは1得点と低調だっただけに、背番号10は「決められていないので頑張ります」と今週末から再開する後期リーグでの爆発を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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