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準決勝で悪夢の負傷交代も仲間の助けを借りながら歓喜に加わった東洋大FW宮永羚進「またサッカーができるように」

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真ん中がFW宮永羚進(4年=JFAアカデミー)

[9.13 総理大臣杯決勝 東洋大1-0関西学院大 キューアンドエースタジアムみやぎ]

 昨年末の大学選手権(インカレ)に続く“冬夏連続日本一”を果たした東洋大(関東2)の歓喜の輪の中に、FW宮永羚進(4年=JFAアカデミー)も仲間の助けを借りながら加わった。

 悲劇が襲ったのが10日の準決勝・駒澤大戦の前半終了間際だった。宮永は左クロスを収めに行った際の着地で左ひざを負傷。そのまま負傷交代となってしまった。

 今大会は準決勝までの4試合中3試合で先発。得点こそ決められなかったが、チームに貢献できている手ごたえを感じていた。それだけに怪我をした瞬間に長期離脱を覚悟したというほどの怪我は、心に来るものがあったようだ。

 膝の怪我は長期離脱を余儀なくされるものとされ、残り半年を切った大学生活での復帰は難しいものとみられる。「東洋の持ち味は一体感。自分がプレーヤーとして加われなかったとしても、その他の部分で支えられるところがあれば支えたい」。チームの力になる方法を考えていく。

 一般企業から内定をもらっており、今後の進路については熟考していくことになるが、「サッカーは続けたい」という意思は明確にしている。また一緒に進学してきたDF山之内佑成(4年=JFAアカデミー/柏内定)や海外でプレーするDF松田隼風(ハノーファー)ら、JFAアカデミーの同期らの活躍も支えになっている様子だ。「学生としてのサッカーは終わってしまったかもしれないけど、今後リハビリをして、またサッカーができるようにやっていきたい」。情熱を失わない限り、可能性を追い求めていく。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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