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九州産業大は善戦も京産大に逆転負け…J1キャンプ経験の右SB岩崎海駕「もっと力をつけないと」

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[9.4 総理大臣杯2回戦 九産大2-3京産大 セイホクパーク石巻フットボール場]

 九州産業大(九州4)は健闘むなしく2回戦敗退となった。昨年度の大学選手権(インカレ)予選ラウンドで大逆転勝ちを収めていた京都産業大(関西1)を相手に前半5分にFW石川僚祐(1年=佐賀東高)のゴールで先制。同34分にはエースFW中山大耀(4年=清水東高)にも得点が生まれて、前半をリードして折り返した。

 しかし後半にU-21日本代表MF福永裕也(3年=京都橘高)ら個に勝る選手を次々と投入する京産大の猛攻に遭うと、2-2で迎えた最終盤の後半アディショナルタイム3分に福永に決勝点を許して逆転負けを喫した。高鷹雅也監督は「本来であれば決めないといけないところで決めきれなかったことが勝負の分かれ目だった。あとは一瞬の勝負のところ。日常の甘さが出た。締めの時にはちゃんと勉強して帰ろうと話をしました」とイレブンの成長を求めていた。

 足を投げ出したが軽やかにかわされた。2-2で耐えていた後半アディショナルタイム3分、ゴール正面の足を振る福永に、DF岩崎海駕(3年=清水ユース)はスライディングで止めに入ったが、その足がボールに触れることはなかった。「相手のキーマンとして警戒していた選手で、個人としても対峙していた選手だったし、スライディングは止められなかった悔しさがある。そこを止められる力をつけていきたいです」。

 九産大のメンバーリストをみると、3・4年生に静岡出身の選手が多くいることが目に付く。この日のスタメンをみても、清水ユース出身の岩崎、清水東高出身の中山だけでなく、GK藤井海人(3年=浜松開誠館高)、MF森寧樹(4年=富士市立高)、MF高橋伊吹(3年=富士市立高)の5人が該当。静岡市内でサッカースクールを開校していた前監督の濱吉正則氏の教え子たちが集まっていた。

 ただ岩崎も大学進学の際は「清水ユースからは関東の大学に行くのが普通で、自分も最初は関東を考えていた」という。それでもユースの監督らといろいろ話をする中で、「関東で下級生のころは出れずにというより、試合に出て全国大会やデンソーカップに出ることもひとつだよと言われた」。実際に九産大進学後は1年生の春からレギュラーとして試合に出続け、25年度はU-20全日本大学選抜にも選ばれた。

 そして今春にはJ1・水戸ホーリーホックのキャンプ参加も経験。着実に階段を上がっていることを実感している。「自分は1年生から全国をイメージしてきたので、そういう意味ではいろいろ経験できているのでよかった。できれば在学中に内定を決めたいという思いはひとつ持っている。でもチームとして全国で勝つところまでは来ていると思うけど、ベスト4、優勝まで行くためにはもっと力をつけないといけない。個人としてもよりチームを引っ張っていかないといけないと思っています」。期待の右SBは九州の地で更なる研鑽を積む。

(取材・文 児玉幸洋)

●第50回総理大臣杯全日本大学トーナメント特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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