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[SBSカップ]清水ユース右SB岩崎海駕は3試合通じて存在感。代表との差を「追求」する

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静岡ユースの右SB岩崎海駕(清水ユース)はSBSカップで存在感のある動きを続けた

[8.20 SBS杯第3節 静岡ユース 3-1 U-18韓国代表 エコパ]

 静岡ユースの背番号2は、SBSカップを通して存在感を放ち続けた。右SB岩崎海駕(清水ユース)はU-18韓国代表との最終節で前半から果敢な攻め上がり。MF矢田龍之介(清水ユース)とのワンツーなどから、ゴール方向へ戻るDFとGKの間へ鋭いクロスを上げ切っていた。

 後半にもPAでこぼれ球を拾って右足シュート。フリーランニングが味方のゴールに繋がったシーンもあった。試合終盤にあった決定機で決め切ることはできなかったが、「自分は攻撃参加が特長」という部分を韓国の才能相手に発揮。この日も、U-20関東大学選抜戦、U-18日本代表戦でも実直な守備を続け、攻撃面で目立っていた。

 優勝したU-20関東大学選抜戦(17日)は前半に自陣から一気にスプリントしてパス交換で最前線へ。ゴールを背にしてパスを受けると切り返しでDF2人をかわして左足を振り抜いた。後半には敵陣中央でセカンドボールを拾い、右足ミドルを打ち込んでいる。U-18日本代表戦でも精力的な攻撃参加。「自分のプレーも出せたし、自信をつけることができた」という一方、より細部にまでこだわる考えを口にした。

「まだ守備の部分や攻撃に絡んでいって決定的な仕事をする質は低いなと感じたので、改善していきたいと思います。(守備面では)特に日本代表とやった時、間合いの違いがあって、自分は詰めきれないところを代表の選手は詰めてきたりとか、そこは自分との差を感じたので追求したい」

 岩崎は名門・清水ユースの主将。今夏の日本クラブユース選手権(U-18)大会では秋田U-18戦で2ゴールをマークするなどチームの4強入りに貢献した。すでにトップチームで2種登録。期待のDFはSBSカップを振り返り、「充実した大会になったと思う。色々な気づきとかもあって、自分の凄く成長に繋がる良い大会になったと思う」。左SBの有村柊人(清水ユース)らとともに静岡ユースを支えたDFは、SBSカップの経験を糧にステップアップする。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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