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[MOM1038]北信越選抜MF上之平暉羅(新潟医療福祉大3年)_白星発進に導く逆転弾「もう少し爆発的な何かを」

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.20 デンチャレプレーオフ 北信越選抜3-1中国選抜 時之栖A]

 北信越選抜が白星発進を決めた。1-1で迎えた後半29分、MF田澤夢積(新潟医療福祉大3年=青森山田高)のマイナスに折り返しに走り込んだMF上之平暉羅(新潟医療福祉大3年=磐田U-18)が左足で押し込んで、逆転弾を奪った。

 チームを勝利に導いた上之平だが、自己評価は低い。「個人的にはあまり良くない試合。得点できたのは良かったけど、点を決める前にも同じようなシーンがあった」と浮かれる様子はなかった。

 昨年度の新潟医療福祉大は、夏の総理大臣杯と年末の大学選手権(インカレ)のいずれもで準優勝。上之平は両方の大会のすべての試合で先発出場を経験した。「夏も冬も悔しい結果でしたけど、いい経験になった」。大学最終学年を迎えるにあたっての糧になっている。

 静岡県浜松市出身で、中学、高校とジュビロ磐田のアカデミーで育った。しかし怪我による離脱期間が長く、なかなか試合に出場できなかったという。それもあって大学では「試合に関わること」にフォーカスして、体のケアからしっかりと見直してやってきた。

 ただ夢であるプロ入りに向けては、「今のレベルだともう少し爆発的な何かが欲しい。今日の試合だと全然目に留まらないと思う」という客観視もある。怖さのある選手になりたいと話した右アタッカーは、「自分の長所である運動量とか、縦突破といったストロングを、もっともっと濃く出していきたい」と気合を入れ直していた。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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