beacon

[MOM1110]拓殖大FW松村拓実(4年)_兄は鹿島MF、2アシストで得点ランクとともにアシスト数でも1位に浮上

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.19 関東大学L2部第17節 拓殖大2-1法政大 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場]

 前節の2ゴールで通算12得点として得点ランキング単独トップに立っていたFW松村拓実(4年=静岡学園高)が、この日は2アシストを記録してアシストランキングでも単独トップ(6アシスト)に浮上した。

 首位に立つ法政大との一戦。拓殖大としては勝ち点9差を詰めるべく臨んだ決戦で、松村にとっても得点ランキングで2位につけるFW小湊絆(3年=青森山田高/FC東京内定)との直接対決になっていた。

 そんな試合でまずは前半40分、松村は左サイドからのクロスでMF和田力也(3年=西武台高)の先制点をアシストすると、後半34分にはMF小泉龍之介(4年=静岡学園高)とのワンツーを決めて、ここでもアシストを記録した。

「1点目のアシストは押されている時間は多くて、どこかで背後を狙おうと思っていた。2点目は反転して反転してシュートを打とうかとも思ったけど、小泉が呼んでいたので出してという感じです」。得点こそ決められなかったが、勝利に導く活躍に充実感を漂わせた。 

 男ばかり4兄弟の次男。長男は鹿島アントラーズに所属するMF松村優太だ。「松村優太の弟と今でも言われるんですけど、僕の性格なのか全然気にしない。どうでもいいという感じです」。2歳差の2人は静岡学園高にも同時に在学したが、優太が背番号10を背負って高校選手権を優勝、卒業後のプロ入りに繋げる華々しい活躍をみせた一方で、拓実は3年間、「トップでは1秒も試合に出ることができなかった」。

 もっとも同級生には高卒でプロ入りしたMF玄理吾(現徳島)、MF古川陽介(現磐田)、MF川谷凪(現奈良)、DF伊東進之輔(現三重)ら強烈なタレントがいた世代で、大学組でも卒業後の川崎F入りを決めているFW持山匡佑(中大)やFW松永颯汰(流通経済大)らがいる。

 大学でも3年生までトップチームに絡むことはなかったが、大学リーグデビューとなった第10節の山梨学院大戦で初ゴールを記録。そこからレギュラーの座を掴むと、今季は開幕から連続ゴール、前期最終節には初のハットトリックも決めた。
 
「高校で出られなかった悔しさをバネに?そうですね。それに大学でも全然3年の前期くらいまではトップに関わっていなかったし、怪我もあった。こんなに自分がトップで出るとか思っていなかったけど、運とタイミングがよくて、去年から出させてもらっている。今こうやって結果を残せているのは嬉しいです」

 卒業後の進路はまだ決まっていないが、サッカーは続ける予定。「結果を残し続けてどこかに行けたら」という思いで、残りの大学リーグ5試合を戦うつもりだ。当然、2部リーグの得点王&アシスト王のW受賞は狙っている。

「アシストランキングはそこまで気にしていなかったけど、得点ランキングは獲ろうと思っている。でもどっちも1位になったんならどっちも獲りたいという気持ちがあります」

 過去にMF伊東純也(神奈川大、現ゲンク)も2部の得点王とアシスト王を獲得しているが、同年での受賞は、1部で獲得したFW中村草太(明治大、現広島)しかいない。2部で史上初となる同年W受賞を果たすことで、“松村弟”を超える肩書を手にする。

(取材・文 児玉幸洋)

●第99回関東大学リーグ特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

「ゲキサカ」ショート動画

TOP