今夏豪州で現役挑戦の岩上祐三“監督”率いる東海大U-22AがIリーグ日本一!新人戦、インカレに「弾み」
[11.21 アットホームカップ決勝 静産大U-22 0-2 東海大U-22A 赤羽]
大学サッカー部員の公式戦出場を増やすことを目的としたインディペンデンスリーグ(Iリーグ)の全国大会『アットホームカップ2025』の決勝が21日に行われ、東海大U-22A(関東1)が静岡産業大U-22(東海)を2-0で下して初優勝を飾った。MVPには主将として牽引したDF中井陸人(4年=作陽高)が選ばれた。
スコアレスで折り返した試合だったが、東海大は後半21分にハイプレスからボールを奪ったFW宮原義輝(3年=三浦学苑高)が決めて先制。同42分にはエリア内で間接FKを獲得すると、一列になってスタートしたキッカーの中からFW岩井遼斗(3年=東海大仰星高)が決め切って勝利を決定的にした。


4日間で行われた大会で、2回戦から登場した東海大も3日連続のゲームになっていた。「3日連続の試合はほとんどの選手がやったことがなかったと思う」と振り返った中井も、「自分たちはどの大学よりも走ってきたという自信があった。最後は気持ちも一緒に繋がって戦えた」と胸を張った。


実質的な指揮は岩上祐三コーチ(36)が執っていた。岩上コーチは同校OBで、昨年までSC相模原に在籍。現役続行を希望しながら、今春よりIリーグを戦うセカンドチームで指導を始めていた。「みんなと体を動かしながら、指導もしてという感じです」。そのために今夏はオーストラリアのサウス・メルボルンFCに加入。ビザの関係で3か月ほどの在籍になったが、10試合ほどのゲームに出場した。


帰国してからは再び東海大で体を動かしながらチームを見る形となると、選手らの希望もあってセカンドチームの“監督”に復帰。そして日本一に導く手腕を発揮した。「タイトルに関しては嬉しい。タイトルを獲れることはこの子たちにとってもプラスだと思います」。今後については「未定」を強調するも、「後々、いろんな発表ができればいいかなと思います」と笑みを浮かべながら話した。

流れを作る優勝になりそうだ。東海大は来週行われる新人戦の全国大会にも出場。そして大学選手権(インカレ)への出場権も獲得している。インカレに出場するトップチームのベンチには岩上コーチも入る予定で、「チームとしても弾みになる。チームが一つになって戦えればいいかなと思います」と相乗効果を期待していた。




(取材・文 児玉幸洋)
大学サッカー部員の公式戦出場を増やすことを目的としたインディペンデンスリーグ(Iリーグ)の全国大会『アットホームカップ2025』の決勝が21日に行われ、東海大U-22A(関東1)が静岡産業大U-22(東海)を2-0で下して初優勝を飾った。MVPには主将として牽引したDF中井陸人(4年=作陽高)が選ばれた。
スコアレスで折り返した試合だったが、東海大は後半21分にハイプレスからボールを奪ったFW宮原義輝(3年=三浦学苑高)が決めて先制。同42分にはエリア内で間接FKを獲得すると、一列になってスタートしたキッカーの中からFW岩井遼斗(3年=東海大仰星高)が決め切って勝利を決定的にした。


間接FKから勝利を決定づける得点を決めた
4日間で行われた大会で、2回戦から登場した東海大も3日連続のゲームになっていた。「3日連続の試合はほとんどの選手がやったことがなかったと思う」と振り返った中井も、「自分たちはどの大学よりも走ってきたという自信があった。最後は気持ちも一緒に繋がって戦えた」と胸を張った。


東海大U-22Aは初優勝になった
実質的な指揮は岩上祐三コーチ(36)が執っていた。岩上コーチは同校OBで、昨年までSC相模原に在籍。現役続行を希望しながら、今春よりIリーグを戦うセカンドチームで指導を始めていた。「みんなと体を動かしながら、指導もしてという感じです」。そのために今夏はオーストラリアのサウス・メルボルンFCに加入。ビザの関係で3か月ほどの在籍になったが、10試合ほどのゲームに出場した。


岩上祐三コーチ
帰国してからは再び東海大で体を動かしながらチームを見る形となると、選手らの希望もあってセカンドチームの“監督”に復帰。そして日本一に導く手腕を発揮した。「タイトルに関しては嬉しい。タイトルを獲れることはこの子たちにとってもプラスだと思います」。今後については「未定」を強調するも、「後々、いろんな発表ができればいいかなと思います」と笑みを浮かべながら話した。


胴上げされる岩上祐三コーチ
流れを作る優勝になりそうだ。東海大は来週行われる新人戦の全国大会にも出場。そして大学選手権(インカレ)への出場権も獲得している。インカレに出場するトップチームのベンチには岩上コーチも入る予定で、「チームとしても弾みになる。チームが一つになって戦えればいいかなと思います」と相乗効果を期待していた。


今川正浩総監督を胴上げ


準優勝の静岡産業大
(取材・文 児玉幸洋)



