卒論提出日に集結!筑波大でJ内定者会見、小井土監督「ポジティブなことしかない」大学サッカー早期退部増加の流れに私見
筑波大は19日、蹴球部プロチーム内定者合同会見を行った。この日が体育専門学群の卒業論文の提出日とあって、3年生で退部して今季はJクラブで過ごした3人を含む4年生の5人が出席した。
来年度から始まるJリーグのシーズン移行は、大学サッカーを含むアマチュアサッカー界に大きな影響が出ることが考えられる。さらに桐蔭横浜大でDF関富貫太が大学2年生で大学サッカーを切り上げて横浜F・マリノスに入団することが発表になるなど、今後も大学側に柔軟な対応が求められることになる。
ただ以前から早期退部を認めるなど、選手個人の意思を尊重してきた小井土正亮監督は、「止められない流れかなと思う」と私見を語る。また「一律のルールを作るのは難しい」と他大学の事情を理解した上で、「全面的に次のキャリアに進むことを応援したい」と筑波大としての姿勢を強調した。
「卒業生でも三笘薫、もうちょっと上には谷口彰悟。大学を出て日の丸をつけている選手をみて大学に入ってくる高校生が多い。そうなるとプロになれたらいいなじゃなくて、キャリアをどこに持って行くかを大学1年生のころから一緒に考えている」
「(早期入団した)角田涼太朗とか森海渡とかもそうでしたが、プロで勝負することで課題が明確になる。ポジティブなことしかないと私は思っている。各大学の事情によるのでこれを一般的にするつもりはないですが、私としてはトライできる状況であればトライさせてあげたい」
以下、Jリーグに進む5選手の卒論テーマと意気込みコメント。


●DF安藤寿岐(サガン鳥栖)
卒論テーマ
『クロス攻撃における供給位置とフィニッシュ位置の関係が得点結果に及ぼす影響~明治安田J2リーグ2025シーズン上位クラブから分析~』
「まずは1年前倒しでプロサッカー選手のキャリアをスタートさせるという自分勝手な決断を受けて入れてくれた小井土さんはじめ、みなさんに感謝いたします。筑波での3年間がなければプロサッカー選手になれなかった。間違いなく成長できたと胸を張って言える3年間でした。今季は怪我でなかなか思い描いたシーズンではなかったけど、鳥栖を象徴するような選手になれるように頑張ります」


●MF加藤玄(名古屋グランパス)
卒論テーマ
『高円宮杯プレミアリーグ 得点分析~UEFA Youth Leagueと比較して~』
「25年より蹴球部を退部して、名古屋グランパスでプレーさせていただきました。まずこの決断を認めていただいた蹴球部、大学サッカー、名古屋グランパスのみなさんに感謝申し上げます。中学時代から憧れた筑波大の蹴球部に入れて、間違いなく素晴らしい3年間でしたし、かけがえのない財産を得られた3年間だったと思います。今季は思うように出場時間を伸ばせなかったけど、蹴球部の関東リーグ優勝や同期の内定にも刺激を貰って、何とか1年間、心折れずにやり抜くことができました。来季こそ自分の価値を証明したいと思います」


●GK佐藤瑠星(浦和レッズ入団)
卒論テーマ
『スポーツチーム向け分析ソフトウェアBEPROを用いた勝敗の要因に関する研究~関東大学リーグ1部所属 筑波大学蹴球部を対象として~』
「小井土さんはじめ、蹴球部のみんなに感謝しています。この4年間で上手く行くことも行かないこともたくさんあった。プロに先に行った3人に刺激を受けることができて、優勝もできて濃いシーズンを過ごせた。4年間で成長した姿をプロの舞台で体現できるように、浦和レッズの最後の砦となれるように精一杯頑張っていきたい」


●DF諏訪間幸成(横浜F・マリノス)
卒論テーマ
『明治安田J1リーグ2024シーズン コーナーキックの得点分析』
「自分は筑波大で多くの試合を出場することができ、自信を持ってマリノスに進みましたが、苦しいシーズンで監督も2回変わったし、5月に怪我をして、夏場以降はコンディションを上げられずに苦しいシーズンでした。でも行ってよかったと素直に思っています。来季はポジションを奪ってやろうという強い意志を持ってキャンプから取り組んでいきたい」


●MF山崎太新(大分トリニータ入団)
卒論テーマ
『高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグにおける得点に関する分析~上位チームと快チームとの比較~』
「今季主将として経験させてもらったことが大きく成長させてもらった。先に進んだ3人をみてもプロは厳しい舞台だと思うけど、覚悟を持って臨みたい。大学の良さはトライ&エラーを繰り返せること。一週間の流れで、フィジカル的なトレーニングでも成功と失敗を繰り返せた。自分が小さい頃に夢を与えてもらったように、夢を与えられる選手、ボールを持てばワクワクさせられる選手になりたい」
●第99回関東大学リーグ特集
●2025シーズンJリーグ特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中
来年度から始まるJリーグのシーズン移行は、大学サッカーを含むアマチュアサッカー界に大きな影響が出ることが考えられる。さらに桐蔭横浜大でDF関富貫太が大学2年生で大学サッカーを切り上げて横浜F・マリノスに入団することが発表になるなど、今後も大学側に柔軟な対応が求められることになる。
ただ以前から早期退部を認めるなど、選手個人の意思を尊重してきた小井土正亮監督は、「止められない流れかなと思う」と私見を語る。また「一律のルールを作るのは難しい」と他大学の事情を理解した上で、「全面的に次のキャリアに進むことを応援したい」と筑波大としての姿勢を強調した。
「卒業生でも三笘薫、もうちょっと上には谷口彰悟。大学を出て日の丸をつけている選手をみて大学に入ってくる高校生が多い。そうなるとプロになれたらいいなじゃなくて、キャリアをどこに持って行くかを大学1年生のころから一緒に考えている」
「(早期入団した)角田涼太朗とか森海渡とかもそうでしたが、プロで勝負することで課題が明確になる。ポジティブなことしかないと私は思っている。各大学の事情によるのでこれを一般的にするつもりはないですが、私としてはトライできる状況であればトライさせてあげたい」
以下、Jリーグに進む5選手の卒論テーマと意気込みコメント。


●DF安藤寿岐(サガン鳥栖)
卒論テーマ
『クロス攻撃における供給位置とフィニッシュ位置の関係が得点結果に及ぼす影響~明治安田J2リーグ2025シーズン上位クラブから分析~』
「まずは1年前倒しでプロサッカー選手のキャリアをスタートさせるという自分勝手な決断を受けて入れてくれた小井土さんはじめ、みなさんに感謝いたします。筑波での3年間がなければプロサッカー選手になれなかった。間違いなく成長できたと胸を張って言える3年間でした。今季は怪我でなかなか思い描いたシーズンではなかったけど、鳥栖を象徴するような選手になれるように頑張ります」


●MF加藤玄(名古屋グランパス)
卒論テーマ
『高円宮杯プレミアリーグ 得点分析~UEFA Youth Leagueと比較して~』
「25年より蹴球部を退部して、名古屋グランパスでプレーさせていただきました。まずこの決断を認めていただいた蹴球部、大学サッカー、名古屋グランパスのみなさんに感謝申し上げます。中学時代から憧れた筑波大の蹴球部に入れて、間違いなく素晴らしい3年間でしたし、かけがえのない財産を得られた3年間だったと思います。今季は思うように出場時間を伸ばせなかったけど、蹴球部の関東リーグ優勝や同期の内定にも刺激を貰って、何とか1年間、心折れずにやり抜くことができました。来季こそ自分の価値を証明したいと思います」


●GK佐藤瑠星(浦和レッズ入団)
卒論テーマ
『スポーツチーム向け分析ソフトウェアBEPROを用いた勝敗の要因に関する研究~関東大学リーグ1部所属 筑波大学蹴球部を対象として~』
「小井土さんはじめ、蹴球部のみんなに感謝しています。この4年間で上手く行くことも行かないこともたくさんあった。プロに先に行った3人に刺激を受けることができて、優勝もできて濃いシーズンを過ごせた。4年間で成長した姿をプロの舞台で体現できるように、浦和レッズの最後の砦となれるように精一杯頑張っていきたい」


●DF諏訪間幸成(横浜F・マリノス)
卒論テーマ
『明治安田J1リーグ2024シーズン コーナーキックの得点分析』
「自分は筑波大で多くの試合を出場することができ、自信を持ってマリノスに進みましたが、苦しいシーズンで監督も2回変わったし、5月に怪我をして、夏場以降はコンディションを上げられずに苦しいシーズンでした。でも行ってよかったと素直に思っています。来季はポジションを奪ってやろうという強い意志を持ってキャンプから取り組んでいきたい」


●MF山崎太新(大分トリニータ入団)
卒論テーマ
『高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグにおける得点に関する分析~上位チームと快チームとの比較~』
「今季主将として経験させてもらったことが大きく成長させてもらった。先に進んだ3人をみてもプロは厳しい舞台だと思うけど、覚悟を持って臨みたい。大学の良さはトライ&エラーを繰り返せること。一週間の流れで、フィジカル的なトレーニングでも成功と失敗を繰り返せた。自分が小さい頃に夢を与えてもらったように、夢を与えられる選手、ボールを持てばワクワクさせられる選手になりたい」
●第99回関東大学リーグ特集
●2025シーズンJリーグ特集
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