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[MOM1147]北信越選抜MF中川豪(金沢学院大3年)_ユース時代の“ヒーロー”に憧れ「彼はバケモンだった」

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2得点を決めたFW中川豪(金沢学院大3年=金沢U-18)

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.18 デンチャレプレーオフ 四国選抜2-3北信越選抜 グリーンG刈谷]

 背番号10がチームを救った。後半8分に0-2とされる得点を許した北信越選抜は、同10分に2枚替え。FW中川豪(金沢学院大3年=金沢U-18)とMF宮前享真(金沢星稜大3年=金沢U-18)の元同僚コンビを投入する。

 すると後半27分、宮前が左サイドから上げたクロスを中川がニアで合わせて1点を返すと、同30分にはMF今井航(北陸大3年=浜松開誠館高)がエリア内で押し戻したボールを中川が押し込んで、あっという間に同点に追いついた。

 試合は終了間際にCKを合わせたDF小西陽希(北陸大1年=八千代高)のゴールで北信越が逆転勝ちを収めた。中川も「自分が入って流れを変えることしか考えていなかった」と狙い通りの活躍に胸を張った。

「ここがアピールの場だと思っている。チャンスを掴み取りたい。観ている人がいる中で結果を残して、自分のステップアップに繋げたい」

 地元で有名になってプロになる。大学進学先を決める際も、関東など強豪大への挑戦ではなく、「北信越で有名になってから」という明確な意思を貫くことで金沢学院大への進学を選んだ。

 もっとも2学年上の「バケモン」をみていたことが、冷静な判断をさせたかもしれない。ツエーゲン金沢のアカデミー出身の中川だが、2学年上のストライカーにFW駒沢直哉(早稲田大→横浜FC)がいた。

「憧れ。ユースのヒーローで、自分のお手本。彼はバケモンだったので」。そんなレベルの選手がライバルとなる場所よりも、「1年目から試合に出たい」という判断をしたことが今に繋がっていると理解している。

 そしてプロへの道も見え始めている。3年生だった昨年の北信越大学リーグ1部で8得点を決めてFW吉田晃盛(新潟医療福祉大→北九州)らと並んで得点ランキングトップタイの成績を残すと、今年1月にはFC今治のキャンプにも参加した。

 “古巣”の金沢以外のチームから声が掛かったのは初めてで、「強度が全然違った。取られてから取りに行く強度や、セットプレーの気迫が全然違った」と新鮮な驚きを感じることができたという。

「差は感じたけど、自分でも特長を出せる部分はあった。やっぱり攻撃では点を取ること。それをもっと出せるようにデンチャレで結果を残したい」

 本大会にはプレーオフを優勝した1チームのみが出場する。個人では敗退チームの中から選出されるプレーオフ選抜に選ばれる可能性があるが、やはりチーム北信越として本大会に出場したい思いを強くする。

 そのためにも近年全国レベルで結果を残す“新潟医療福祉大以外”の底上げが必要だと強調する。「医福の力ばかりに頼っていたら北信越の成長はない」と話した中川は、「自分の得点で勝ち上がれたら一番いい」と言葉に力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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