[MOM1158]関東選抜A MF古谷柊介(東京国際大3年)_3発!アジア制覇を経験し、自信と成長
前半35分、関東選抜AのMF
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.26 デンチャレ グループA第2節 東海選抜 1-6 関東選抜A グリーンG刈谷]
アジア制覇を経験して得た自信、またそこからの成長をプレーで表現。デンソーカップチャレンジ初出場の関東選抜A・MF古谷柊介(東京国際大3年=日体大柏高)が、いきなりハットトリックの大活躍だ。
まずは前半16分、古谷はFW平尾勇人(日本大3年=四日市中央工高/東京V内定)の左クロスをファーサイドで引き出す。「ファーサイドのクロスの入り方っていうのは、この大学入ってから3年間、ずっとやってきたことなんで、そこはほんとに意識しながらっていうか、自分がどこに入っていくかっていうことを毎回考えてやっていました」。一発で仕留めることはできなかったが、こぼれ球を右足でゴールに押し込んだ。
ゴール前で慌てず決め切れたことは、自分の「成長」と評価。その古谷は2-0の前半35分にスーパーゴールを決めた。前線からの連動した守備によってMF渡邉翼(東海大2年=FC東京U-18)がボールを足に当てると、右中間に構える古谷の前へ。これを右足ダイレクトでファーサイドのネットに突き刺した。
「あれは多分、普段なら打っていないと思います。多分、自分の自信っていうか、そういうのがプレーに出たんだっていう風に振り返って思います」。右足アウトにかけた一撃は、映像で幾度も見てきた日本代表MF伊東純也の右足シュートと同じ形。「右サイドやる時は伊東純也選手のプレー集を見るんですけど、(伊東が所属していた)レイソルとどっかがやってた時の、トラップしてからのシュートが多分イメージにあって、(自分はダイレクトだったが咄嗟に)『振ってみよう』っていうチャレンジができた。当たった時には『入ったな』っていう感覚はありました」というゴールで会場を沸かせた。
その後もチーム4点目に繫がる裏抜けなどでゴールに迫り続けると、5-0の後半22分に自身3点目を叩き出した。左サイドを平尾が抜け出し、マイナスのラストパス。これを左足ダイレクトでネットに突き刺した。
古谷にとってはこれも成長示す1点。「自分の感覚的には、平尾は絶対あそこ出してくれるんだろうなっていうイメージがあって、そこに上手く動き直していたんで、ほんとにタイミングよく決めることができました。代表の時に決勝であの形で外していたんで、そこで決めれたのはやっぱ少し良くなったかなって思います」と頷いていた。
2005年早生まれの古谷は1か月前、U-21日本代表の一員としてAFC U23アジアカップ優勝。グループリーグで2試合連続ゴールを決め、決勝でも先制点をアシストするなど2連覇に貢献した。だが、“プロ予備軍”の関東選抜Aの出場機会が約束されている訳では無い。前日、0-0の関西選抜戦は出番が訪れなかった。
「絶対的なスタメンっていうまだ立ち位置じゃないってそれは自分でも分かっている」と古谷。だが、この試合で3得点を決めて実力を証明した。「(U23アジアカップを経験し)よりスペースを把握できてるっていうか、今日の試合でもより自分の周りだったり、味方の動きを見て動くことができていました。それにいいパスが来て、競り勝ってくれるし、ほんとに何か自分が好きなことをできる時間が多かったと思います」。納得の活躍。その上でより1本1本のシュートを大事に、仕留め切ることを求めていく考えだ。
3年前、日体大柏高(千葉)から東京国際大へ進学した際には想像できなかったほどの日々を過ごすことができている。早生まれということで年代別日本代表入りへの期待感はあったというが、「こんなに大舞台でできている自分がいたかっていうと、やっぱそこまで想像はできてなかった」と明かす。
だが、地道にやるべきことをやってきたことが結実。昨年7月のU-22日本代表初招集からU23アジアカップ予選、U23アジアカップと自分の立ち位置を変えてきている。同時に世代トップレベルの選手たちとのプレーによって自身も変化。特にU23アジアカップについては、「自信をつけた大会かなって思います」と振り返る。
これまでならば、テンポ速くボールを離していたところで、冷静にチームの状況を見て収めてみたり、自分の「間」でプレーすることができるようになったという。「あとはアタッキングに入った時の余裕っていうか、そういうところが今日もあったんで。逆に余裕があるからこそ1個運べたりする場面も見えてくるんで、ほんとにそこは少し成長したからこそ、またいい課題が結構出てくるなって言う感覚です」と説明する。
判断の質は突き詰めなければいけない部分だ。この日はクロスを上げる判断をしたプレーで、仕掛けてシュートを打たなければならなかったと反省するシーンも。「そこをやっぱ瞬時に判断できるかっていう、その判断の質の部分がもっと上行った時に大事かなと思っている」。U-21日本代表の活動によって、自身の視線、求める基準が高くなっていることは間違いない。
「目標は高く持っているんで。この世代だったらみんな2030年のワールドカップに出るっていうのは1つ目標になってくるのかなって思っているし、自分だったらその前に28年にロス(五輪)があるので、その2つにどれだけ絡めていけるかっていうのが今から大事になってくるんで、ほんとに着々と結果を残してやっていくだけです」
以前に比べてプレーの幅が広がり、1か月前の段階では外していたゴールも決めた。成長途上の21歳は、今回のデンソーカップチャレンジでも大学トップレベルの選手たちから吸収。「目指すべきところに向かうために、もっとやんなきゃなっていうところがあります」。2026年は大学サッカーやU-21日本代表、そしてチャンスがあればJリーグでもどんどん場数を踏んで、チャレンジして、成長して、2028年ロス五輪や2030年ワールドカップで主役になる。






(取材・文 吉田太郎)
●第40回デンソーカップチャレンジ特集
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[2.26 デンチャレ グループA第2節 東海選抜 1-6 関東選抜A グリーンG刈谷]
アジア制覇を経験して得た自信、またそこからの成長をプレーで表現。デンソーカップチャレンジ初出場の関東選抜A・MF古谷柊介(東京国際大3年=日体大柏高)が、いきなりハットトリックの大活躍だ。
まずは前半16分、古谷はFW平尾勇人(日本大3年=四日市中央工高/東京V内定)の左クロスをファーサイドで引き出す。「ファーサイドのクロスの入り方っていうのは、この大学入ってから3年間、ずっとやってきたことなんで、そこはほんとに意識しながらっていうか、自分がどこに入っていくかっていうことを毎回考えてやっていました」。一発で仕留めることはできなかったが、こぼれ球を右足でゴールに押し込んだ。
ゴール前で慌てず決め切れたことは、自分の「成長」と評価。その古谷は2-0の前半35分にスーパーゴールを決めた。前線からの連動した守備によってMF渡邉翼(東海大2年=FC東京U-18)がボールを足に当てると、右中間に構える古谷の前へ。これを右足ダイレクトでファーサイドのネットに突き刺した。
「あれは多分、普段なら打っていないと思います。多分、自分の自信っていうか、そういうのがプレーに出たんだっていう風に振り返って思います」。右足アウトにかけた一撃は、映像で幾度も見てきた日本代表MF伊東純也の右足シュートと同じ形。「右サイドやる時は伊東純也選手のプレー集を見るんですけど、(伊東が所属していた)レイソルとどっかがやってた時の、トラップしてからのシュートが多分イメージにあって、(自分はダイレクトだったが咄嗟に)『振ってみよう』っていうチャレンジができた。当たった時には『入ったな』っていう感覚はありました」というゴールで会場を沸かせた。
その後もチーム4点目に繫がる裏抜けなどでゴールに迫り続けると、5-0の後半22分に自身3点目を叩き出した。左サイドを平尾が抜け出し、マイナスのラストパス。これを左足ダイレクトでネットに突き刺した。
古谷にとってはこれも成長示す1点。「自分の感覚的には、平尾は絶対あそこ出してくれるんだろうなっていうイメージがあって、そこに上手く動き直していたんで、ほんとにタイミングよく決めることができました。代表の時に決勝であの形で外していたんで、そこで決めれたのはやっぱ少し良くなったかなって思います」と頷いていた。
2005年早生まれの古谷は1か月前、U-21日本代表の一員としてAFC U23アジアカップ優勝。グループリーグで2試合連続ゴールを決め、決勝でも先制点をアシストするなど2連覇に貢献した。だが、“プロ予備軍”の関東選抜Aの出場機会が約束されている訳では無い。前日、0-0の関西選抜戦は出番が訪れなかった。
「絶対的なスタメンっていうまだ立ち位置じゃないってそれは自分でも分かっている」と古谷。だが、この試合で3得点を決めて実力を証明した。「(U23アジアカップを経験し)よりスペースを把握できてるっていうか、今日の試合でもより自分の周りだったり、味方の動きを見て動くことができていました。それにいいパスが来て、競り勝ってくれるし、ほんとに何か自分が好きなことをできる時間が多かったと思います」。納得の活躍。その上でより1本1本のシュートを大事に、仕留め切ることを求めていく考えだ。
3年前、日体大柏高(千葉)から東京国際大へ進学した際には想像できなかったほどの日々を過ごすことができている。早生まれということで年代別日本代表入りへの期待感はあったというが、「こんなに大舞台でできている自分がいたかっていうと、やっぱそこまで想像はできてなかった」と明かす。
だが、地道にやるべきことをやってきたことが結実。昨年7月のU-22日本代表初招集からU23アジアカップ予選、U23アジアカップと自分の立ち位置を変えてきている。同時に世代トップレベルの選手たちとのプレーによって自身も変化。特にU23アジアカップについては、「自信をつけた大会かなって思います」と振り返る。
これまでならば、テンポ速くボールを離していたところで、冷静にチームの状況を見て収めてみたり、自分の「間」でプレーすることができるようになったという。「あとはアタッキングに入った時の余裕っていうか、そういうところが今日もあったんで。逆に余裕があるからこそ1個運べたりする場面も見えてくるんで、ほんとにそこは少し成長したからこそ、またいい課題が結構出てくるなって言う感覚です」と説明する。
判断の質は突き詰めなければいけない部分だ。この日はクロスを上げる判断をしたプレーで、仕掛けてシュートを打たなければならなかったと反省するシーンも。「そこをやっぱ瞬時に判断できるかっていう、その判断の質の部分がもっと上行った時に大事かなと思っている」。U-21日本代表の活動によって、自身の視線、求める基準が高くなっていることは間違いない。
「目標は高く持っているんで。この世代だったらみんな2030年のワールドカップに出るっていうのは1つ目標になってくるのかなって思っているし、自分だったらその前に28年にロス(五輪)があるので、その2つにどれだけ絡めていけるかっていうのが今から大事になってくるんで、ほんとに着々と結果を残してやっていくだけです」
以前に比べてプレーの幅が広がり、1か月前の段階では外していたゴールも決めた。成長途上の21歳は、今回のデンソーカップチャレンジでも大学トップレベルの選手たちから吸収。「目指すべきところに向かうために、もっとやんなきゃなっていうところがあります」。2026年は大学サッカーやU-21日本代表、そしてチャンスがあればJリーグでもどんどん場数を踏んで、チャレンジして、成長して、2028年ロス五輪や2030年ワールドカップで主役になる。


前半15分に右足で先制点


実力証明の3発


(取材・文 吉田太郎)
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