[関東3部]首位独走の裏で昨季チーム得点王は今季無得点…山梨学院大MF池田悠夢、無敗優勝の夢途絶えた一戦で語った葛藤
MF
[10.22 関東大学3部第17節 國學院大1-0山梨学院大 國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド]
首位を独走するチームの中で、昨季の得点王はもがいている。山梨学院大のMF池田悠夢(4年=飯塚高)は、昨季の関東大学リーグ2部でチーム最多の6得点を記録したが、今季は17試合を終えていまだ無得点。3アシストを挙げているものの、「もっと結果がついてくれば、もっといいシーズンになると思います」と、自身のパフォーマンスに満足していない。
そんな池田にとって、チームとしても悔しい一戦となった。開幕から14勝2分と無敗を続けてきた山梨学院大は、敵地で國學院大に0-1で敗戦。引き分け以上で決まるはずだった2部昇格が持ち越しとなり、無敗優勝の目標も途絶えた。
左ウイングバックで先発した池田は「自分たちにもチャンスはあったんですけど、そこを決めきれずに、相手の一つのチャンスで決められてしまった」と振り返る。後半28分にはFWオノボ・フランシス日華(1年=山梨学院高)が立て続けに決定機を迎えたが、相手GKの好守に阻まれ、同32分にカウンターから失点。シュート数では10対2と上回りながら、最後までゴールを奪えなかった。
「FWに近いところへのマークが激しくなって、なかなか崩せない中で、外回しになる部分が多かったです」。池田も相手の守備に苦しめられたことを認める。無敗優勝にこだわっていたというが、失った目標を取り戻すことはできない。「振り返っても仕方ないので、次に向けてやるしかない」と気持ちを切り替えた。
今季の山梨学院大は、1年生FWオノボが18得点を挙げるなど攻撃陣が躍動している。一方、昨季はシャドーなど攻撃的な位置でプレーしていた池田は、守備での役割も大きいウイングバックへと主戦場を移した。昨季はアシストもチームトップタイの2を記録していただけに、数字の面では物足りなさが残る。
ただ、持ち味の1対1には確かな手応えがある。「自分のストロングなので、通用していると思います」。その自信を深めたのが、夏の天皇杯でJ1の浦和レッズと対戦した経験だった。
「1対1の部分はレッズ相手にも結構通用したところがありました。でも、オフザボールのところでは、水沼宏太選手がずっと動いていて、自分も本当に学ばないといけないと思いました」
マッチアップしたMF水沼宏太の絶え間ない動きは、池田にとって新たな発見だった。「動き出しの部分は、ほかの選手もみんなすごかったので、自分にも必要だと感じました」。J1の舞台で見つけた課題を、自身の成長につなげようとしている。
大学卒業後に目指すのも、そのプロの舞台だ。飯塚高時代のチームメートで、福岡大からサガン鳥栖への加入が内定しているMF芳野凱斗は、特別指定選手としてJリーグでもプレーしている。「めちゃくちゃ刺激があります。試合に出たときは毎回チェックしています」。同じ高校で汗を流した仲間の活躍が、池田の背中を押している。
「自分も大学を卒業して、しっかりプロというところをつかんで、早く同じ舞台に立ちたいと思っています」
山梨学院大は勝ち点44で首位を維持し、2位・順天堂大とは勝ち点10差。残り5試合で2部昇格、そして優勝を目指す。無敗優勝の夢は途絶えたが、池田にとってはチームの目標とともに、自身の結果も追い求める戦いが続く。最終学年の残された5試合で、どれだけ存在感を示せるか。
(取材・文 児玉幸洋)
●第100回関東大学リーグ特集
▶お笑いコンビ「ヤーレンズ」がサッカーをしゃべり倒すポッドキャスト「ボケサカ」は毎週金曜配信
首位を独走するチームの中で、昨季の得点王はもがいている。山梨学院大のMF池田悠夢(4年=飯塚高)は、昨季の関東大学リーグ2部でチーム最多の6得点を記録したが、今季は17試合を終えていまだ無得点。3アシストを挙げているものの、「もっと結果がついてくれば、もっといいシーズンになると思います」と、自身のパフォーマンスに満足していない。
そんな池田にとって、チームとしても悔しい一戦となった。開幕から14勝2分と無敗を続けてきた山梨学院大は、敵地で國學院大に0-1で敗戦。引き分け以上で決まるはずだった2部昇格が持ち越しとなり、無敗優勝の目標も途絶えた。
左ウイングバックで先発した池田は「自分たちにもチャンスはあったんですけど、そこを決めきれずに、相手の一つのチャンスで決められてしまった」と振り返る。後半28分にはFWオノボ・フランシス日華(1年=山梨学院高)が立て続けに決定機を迎えたが、相手GKの好守に阻まれ、同32分にカウンターから失点。シュート数では10対2と上回りながら、最後までゴールを奪えなかった。
「FWに近いところへのマークが激しくなって、なかなか崩せない中で、外回しになる部分が多かったです」。池田も相手の守備に苦しめられたことを認める。無敗優勝にこだわっていたというが、失った目標を取り戻すことはできない。「振り返っても仕方ないので、次に向けてやるしかない」と気持ちを切り替えた。
今季の山梨学院大は、1年生FWオノボが18得点を挙げるなど攻撃陣が躍動している。一方、昨季はシャドーなど攻撃的な位置でプレーしていた池田は、守備での役割も大きいウイングバックへと主戦場を移した。昨季はアシストもチームトップタイの2を記録していただけに、数字の面では物足りなさが残る。
ただ、持ち味の1対1には確かな手応えがある。「自分のストロングなので、通用していると思います」。その自信を深めたのが、夏の天皇杯でJ1の浦和レッズと対戦した経験だった。
「1対1の部分はレッズ相手にも結構通用したところがありました。でも、オフザボールのところでは、水沼宏太選手がずっと動いていて、自分も本当に学ばないといけないと思いました」
マッチアップしたMF水沼宏太の絶え間ない動きは、池田にとって新たな発見だった。「動き出しの部分は、ほかの選手もみんなすごかったので、自分にも必要だと感じました」。J1の舞台で見つけた課題を、自身の成長につなげようとしている。
大学卒業後に目指すのも、そのプロの舞台だ。飯塚高時代のチームメートで、福岡大からサガン鳥栖への加入が内定しているMF芳野凱斗は、特別指定選手としてJリーグでもプレーしている。「めちゃくちゃ刺激があります。試合に出たときは毎回チェックしています」。同じ高校で汗を流した仲間の活躍が、池田の背中を押している。
「自分も大学を卒業して、しっかりプロというところをつかんで、早く同じ舞台に立ちたいと思っています」
山梨学院大は勝ち点44で首位を維持し、2位・順天堂大とは勝ち点10差。残り5試合で2部昇格、そして優勝を目指す。無敗優勝の夢は途絶えたが、池田にとってはチームの目標とともに、自身の結果も追い求める戦いが続く。最終学年の残された5試合で、どれだけ存在感を示せるか。
(取材・文 児玉幸洋)
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