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リーグ戦から先発5人変更のセレッソ大阪ヤンマーレディース、前半2失点でEL埼玉に屈す「チームとしての課題」

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[9.25 WEリーグ杯GL第3節 C大阪 0-2 EL埼玉 ヨドコウ]

 WEリーグカップは25日、各地でグループリーグ第3節を開催した。セレッソ大阪ヤンマーレディースはヨドコウ桜スタジアムでちふれASエルフェン埼玉と対戦し、0-2で敗れた。

 グループCを戦うC大阪は、ここまで1分1敗の勝ち点1で最下位。カップ戦今季初勝利を目指し、本拠地にEL埼玉を迎えた。21日に行われたWEリーグ第2節・アルビレックス新潟レディース戦(△0-0)から中3日。鳥居塚伸人監督は同試合から先発5人を変更し、主将の脇阪麗奈、エースのFW矢形海優らがベンチスタートとなった。

 スターティングメンバーはGKが名和咲香。最終ラインは左からDF中谷莉奈、DF筒井梨香、DF荻久保優里、DF藤原のどかの4枚。ダブルボランチはMF松本奈己とMF宮本光梨が組んだ。左サイドハーフにMF北原朱夏、右サイドハーフにMF高和芹夏。前線にはFW浅山茉緩とFW田中智子が立った。

 試合は立ち上がりからC大阪がボールを握った。DFラインからパスを繋ぐと、中央の松本と宮本を経由して両サイドへ。2トップの浅山と田中をターゲットに敵陣深い位置への侵入を試みた。攻撃が停滞してきた時間帯には右SHの高和が鋭い動き出しから相手の背後を狙うと、左SHの北原は内側に入ってスペースを作る。田中が前線から降りてきて構築に加わった。

 C大阪は前半30分、敵陣ハーフウェーライン付近でボールを失うと、そこからカウンターを受ける。ペナルティエリア内に入ってきたEL埼玉FW吉田莉胡を筒井が倒してしまい、その吉田にPKを決められ先制を許した。さらにC大阪は同アディショナルタイム3分、自分たちのコーナーキックの流れからカウンターをくらい、守備陣形が崩れたところを突かれて失点。2点ビハインドで前半を折り返した。

 後半に反撃へ出たいC大阪はハーフタイムに2枚替え。松本、田中を下げて脇阪、矢形をピッチへ送り込んだ。その脇坂がピッチ中央を駆け回り、パスの出し手に対して顔を出す。スペースを見つけては、短いスプリントを入れて組み立てに緩急をつけた。

 C大阪は後半5分に最終ラインの背後を取られるも、吉田のシュートは名和が右へ飛んでセーブ。直後のコーナーキックではゴール前に密集を作られたが、こちらも名和がパンチングで大きく弾き出した。

 その後もボールを握ったC大阪だがゴールが遠い。後半16分には藤原、北原を下げてDF森中陽菜、FW百濃実結香を投入し、攻撃の活性化を図った。同21分には、矢形がペナルティエリア内左の角度のないところから強引にシュートを放ったが、ここは相手GKがストップ。同36分には、筒井に代えてFW玉櫻ことのを入れてFWの枚数を増やしたが得点を奪うことはできなかった。

 C大阪は0-2で敗戦。鳥居塚監督は試合後「勝点3を目指して戦ったが、チームとしてやるべきことがうまく出せずに失点してしまった。前半、そのまま1失点で帰ってくることができず、2失点目をしたことはチームとしての課題」と振り返った。

 公式戦初出場を果たした18歳の名和は好セーブを見せるも悔しい2失点。「率直な感想としては楽しかった」としつつも、「前半の最後の失点とか、もったいない部分もあったので、もっと細かいところにもこだわってやっていかないとダメだと感じた」と課題を見つめた。

 そんな名和について指揮官は「テンポも含めて落ち着いてプレーできていたと思う。(2失点は)GKが何とかできるモノではなかったと思うので、プレーの評価としては、良かったのではないか」と話している。

18歳のGK名和咲香が堂々デビュー

キャプテンマークを巻いたDF筒井梨香

DF藤原のどかは先発出場で奮闘

左サイドを駆けたMF北原朱夏


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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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