雨中の激闘は1-1のドロー…DF荻久保優里がチームを救う同点弾! セレッソ大阪ヤンマーレディースは連敗を止める
[11.2 WEリーグ第7節 C大阪 1-1 千葉L ヨドコウ]
WEリーグは2日、各地で第7節を開催した。セレッソ大阪ヤンマーレディースはヨドコウ桜スタジアムでジェフ千葉レディースと対戦し、1-1で引き分けた。
C大阪は開幕から5試合を終えて、2勝1分2敗の勝ち点7で現在6位。9月29日に行われた第3節・大宮アルディージャVENTUS戦(○4-0)以来となる、3試合ぶりの白星を目指した。
鳥居塚伸人監督はこの一戦に、4ー4ー2の布陣を採用。GKは山下莉奈が務め、最終ラインは左からDF荻久保優里、DF白垣うの、DF米田博美、DF中西ふうの4枚。中盤にMF宮本光梨とMF脇阪麗奈が並んだ。左サイドハーフにMF百濃実結香、右サイドハーフにMF高和芹夏。2トップにはFW田中智子とFW矢形海優が立った。
キックオフ前に強く降った雨の影響でピッチには水たまりが広がった。試合は立ち上がりから両チームともに浮き球を多用。C大阪としては、強みの積極的なパスサッカーを出せず、劣勢に立たされた。
C大阪は前半3分、左サイドからのコーナーキックを千葉LのDF林香奈絵に合わされるも、ここは山下が鋭い反応を見せて、なんとか掻き出す。同4分には、DFラインとGKの間に絶妙なボールを入れられたが、山下が体を投げ出してボールを抑えた。
自陣でのプレー時間が続くC大阪。前半8分には、右サイド高い位置でフリーキックを得るも、脇阪が入れたボールは千葉LのGK望月 ありさに弾き出される。徐々に雨脚が強まり自分たちのスタイルを出せないでいると、前半16分に左サイドのコーナーキックから千葉LのDF石田菜々海に決められ、先制を許した。
C大阪は1点ビハインドのまま前半を折り返すと、ハーフタイムに選手交代を行い、田中を下げてFW浅山茉緩を投入。雨が弱まりピッチ状況が改善された後半はボールが走るようになり、攻勢に転じた。
C大阪は後半13分、中西に代えてDF中谷莉奈をピッチへ。同14分には、高和がペナルティエリア手前から左足を振ったが、望月に阻まれた。さらに同18分には、米田からのロングボールでDFラインの背後に抜け出した矢形が決定機を迎えるも、こちらも望月にセーブされた。
それでも、直後の後半14分に同点ゴール。右サイドでコーナーキックを得ると、脇阪が右足で入れたボールを百濃がニアサイドで頭で逸らすと、ゴール前に流れたところを荻久保が押し込んだ。
その後はC大阪ペースで試合が進むと、後半42分には、右サイドの脇阪からのクロスに浅山が頭で合わせたが、ボールは大きく枠の外。同45分には右サイドからのコーナーキックの流れから、最後は中谷に決定機が訪れるも、ヘディングシュートは枠を捉えることができなかった。
逆転ゴールを狙ったC大阪だが、あと一歩届かず。それでも、1-1の引き分けに持ち込み、2連敗を止めて勝ち点1を奪取した。
鳥居塚監督は試合後「少し前であれば、ピッチコンディションの変化に気付かずバタバタするチームではあったと思うが、コンディションの変化に気付いて、しっかりとやってきたことを出せた」と選手の成長を実感。そのうえで「あのような天候の中で、個人的な技術の低さも感じたと思うので、一つひとつ課題として取り組んで、次のステップに成長していけたらいいのかなと感じている」と目線を上がた。
同点ゴールを挙げた荻久保は「ニアで高い選手が競った後、ファーに入っていくことは練習から監督にも言われている。相手のマークをうまく騙しながら、入っていけたことは良かった」と振り返りつつ、「追いついた後、自分自身もクロスを上げるシーンが何回もあったが、そこでクロスを狙うだけではなく、自分でゴールを狙っても良かったと思う」と課題を見つめた。
●WEリーグ2024-25特集
WEリーグは2日、各地で第7節を開催した。セレッソ大阪ヤンマーレディースはヨドコウ桜スタジアムでジェフ千葉レディースと対戦し、1-1で引き分けた。
C大阪は開幕から5試合を終えて、2勝1分2敗の勝ち点7で現在6位。9月29日に行われた第3節・大宮アルディージャVENTUS戦(○4-0)以来となる、3試合ぶりの白星を目指した。
鳥居塚伸人監督はこの一戦に、4ー4ー2の布陣を採用。GKは山下莉奈が務め、最終ラインは左からDF荻久保優里、DF白垣うの、DF米田博美、DF中西ふうの4枚。中盤にMF宮本光梨とMF脇阪麗奈が並んだ。左サイドハーフにMF百濃実結香、右サイドハーフにMF高和芹夏。2トップにはFW田中智子とFW矢形海優が立った。
キックオフ前に強く降った雨の影響でピッチには水たまりが広がった。試合は立ち上がりから両チームともに浮き球を多用。C大阪としては、強みの積極的なパスサッカーを出せず、劣勢に立たされた。
C大阪は前半3分、左サイドからのコーナーキックを千葉LのDF林香奈絵に合わされるも、ここは山下が鋭い反応を見せて、なんとか掻き出す。同4分には、DFラインとGKの間に絶妙なボールを入れられたが、山下が体を投げ出してボールを抑えた。
自陣でのプレー時間が続くC大阪。前半8分には、右サイド高い位置でフリーキックを得るも、脇阪が入れたボールは千葉LのGK望月 ありさに弾き出される。徐々に雨脚が強まり自分たちのスタイルを出せないでいると、前半16分に左サイドのコーナーキックから千葉LのDF石田菜々海に決められ、先制を許した。
C大阪は1点ビハインドのまま前半を折り返すと、ハーフタイムに選手交代を行い、田中を下げてFW浅山茉緩を投入。雨が弱まりピッチ状況が改善された後半はボールが走るようになり、攻勢に転じた。
C大阪は後半13分、中西に代えてDF中谷莉奈をピッチへ。同14分には、高和がペナルティエリア手前から左足を振ったが、望月に阻まれた。さらに同18分には、米田からのロングボールでDFラインの背後に抜け出した矢形が決定機を迎えるも、こちらも望月にセーブされた。
それでも、直後の後半14分に同点ゴール。右サイドでコーナーキックを得ると、脇阪が右足で入れたボールを百濃がニアサイドで頭で逸らすと、ゴール前に流れたところを荻久保が押し込んだ。
その後はC大阪ペースで試合が進むと、後半42分には、右サイドの脇阪からのクロスに浅山が頭で合わせたが、ボールは大きく枠の外。同45分には右サイドからのコーナーキックの流れから、最後は中谷に決定機が訪れるも、ヘディングシュートは枠を捉えることができなかった。
逆転ゴールを狙ったC大阪だが、あと一歩届かず。それでも、1-1の引き分けに持ち込み、2連敗を止めて勝ち点1を奪取した。
鳥居塚監督は試合後「少し前であれば、ピッチコンディションの変化に気付かずバタバタするチームではあったと思うが、コンディションの変化に気付いて、しっかりとやってきたことを出せた」と選手の成長を実感。そのうえで「あのような天候の中で、個人的な技術の低さも感じたと思うので、一つひとつ課題として取り組んで、次のステップに成長していけたらいいのかなと感じている」と目線を上がた。
同点ゴールを挙げた荻久保は「ニアで高い選手が競った後、ファーに入っていくことは練習から監督にも言われている。相手のマークをうまく騙しながら、入っていけたことは良かった」と振り返りつつ、「追いついた後、自分自身もクロスを上げるシーンが何回もあったが、そこでクロスを狙うだけではなく、自分でゴールを狙っても良かったと思う」と課題を見つめた。
チームを救う同点ゴールを挙げたDF荻久保優里
DF白垣うのがボールを持ち上がる
最終ラインから正確なボールを配給したDF米田博美
途中出場で安定感をもたらしたDF中谷莉奈
雨中の激闘で勝ち点を落とさなかった
ヤンマーホールディングスはセレッソ大阪ヤンマーレディースを応援してます❀✿
2010年の創設時より共に歩んできたセレッソ大阪レディースのプロリーグ挑戦を通じて、選手の成長や女子プロサッカーの発展にも貢献し、女子プロスポーツの可能性の花を咲かせたいという想いを込めて、2023-24シーズンより、セレッソ大阪レディース オフィシャルプレミアムパートナーとしてチームをサポートしています!
Sponsored by ヤンマーホールディングス2010年の創設時より共に歩んできたセレッソ大阪レディースのプロリーグ挑戦を通じて、選手の成長や女子プロサッカーの発展にも貢献し、女子プロスポーツの可能性の花を咲かせたいという想いを込めて、2023-24シーズンより、セレッソ大阪レディース オフィシャルプレミアムパートナーとしてチームをサポートしています!
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