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セレッソ大阪ヤンマーレディースはFW田中智子の今季初ゴールで先制もAC長野に逆転許して連勝ならず

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今季初ゴールを決めたFW田中智子

[11.16 WEリーグ第9節 C大阪 1-3 AC長野 ヨドコウ]

 WEリーグは16日、各地で第9節を開催した。セレッソ大阪ヤンマーレディースはヨドコウ桜スタジアムでAC長野パルセイロ・レディースと対戦し、1-3で敗れた。

 C大阪はここまで3勝2分2敗の勝ち点11で現在6位。前節のマイナビ仙台レディース戦(○3-1)では、エースのFW矢形海優が今シーズン2度目のハットトリックを記録するなど、その勢いを今節に繋げたい。2連勝を目指した。

 鳥居塚伸人監督はこの一戦に、4ー4ー2の布陣で臨んだ。ゴールマウスにはGK山下莉奈が立ち、最終ラインは左からDF中谷莉奈、DF筒井梨香、DF米田博美、DF中西ふうの4枚。ダブルボランチはMF脇阪麗奈とMF荻久保優里が組んだ。左サイドハーフにMF百濃実結香、右サイドハーフにMF高和芹夏。2トップにはFW田中智子と矢形が並んだ。

 試合は立ち上がりからホームチームが攻勢に転じた。C大阪は最終ラインから安定したボールを供給すると、両サイドの百濃と高和を起点に前線の田中と矢形を狙う。荻久保が攻守の中心を担い、セットプレーでは脇坂の正確なキックを武器に相手ゴールに迫った。

 C大阪は前半10分、自陣から2本の縦パスで相手DFラインの背後を取ると、脇坂が左サイドのスペースに抜け出す。そのまま持ち込んであげたクロスに逆サイドから走り込んできた中西が合わせたが、右足のボレーシュートは枠を外れた。

 その後もボールを握って先制のチャンスをうかがうC大阪。すると前半31分、敵陣ハーフウェーライン付近にいた筒井から前線にロングボールが入ると、高和が胸トラップで収めて浮き球の落とし。田中がペナルティエリア手前から右足を振り、ダイレクトでゴール右に突き刺した。

 先制後は2度のロングシュートを浴びたC大阪だが、山下が落ち着いたセーブで難を逃れる。それでも、後半43分にAC長野のFW川船暁海に同点ゴールを許し、1-1で前半を折り返した。

 後半は前半とは打って変わって一進一退の攻防となった。C大阪は開始早々の同5分にAC長野のMF菊池まりあに逆転ゴールを献上。さらに同21分には、川船にこの日2点目となる得点を奪われ、2点ビハインドとなった。

 反撃に出たいC大阪は後半22分に田中を下げてFW浅山茉緩を投入。同28分には、右サイドでパスを受けた浅山からのグラウンダーのクロスに矢形が合わせたが、右足のシュートはゴール左に逸れていった。

 C大阪はその後、後半29分に高和、同35分に矢形がゴール前でチャンスを迎えるも、2人のヘディングシュートはAC長野のGK伊藤有里彩に抑えられる。終了間際には、右サイドのコーナーキックから決定機が訪れたが、筒井のヘディング弾は僅かにゴール左へ外れた。

 試合は1-3のままタイムアップを迎え、C大阪は2連勝ならず。今季リーグ戦3つ目の黒星を喫した。鳥居塚監督は試合後「前半は落ち着いてボールを動かしていたが、一度、相手に渡った流れをもう一度、自分たちに引き戻すことができなかったことは、まだまだ力が足りない」と課題を口に。「細かい部分をしっかり修正して、次のゲームに臨みたい」と次戦を見据えた。

 今季公式戦14試合目で初ゴールを挙げた田中は「良かった。ボールを抑えようと思って蹴ったら入ったので、嬉しかった」とほっとした様子。「毎回たくさんの方が応援に来てくれているので、ホームで勝利を届けることは大事だと思ってプレーしている。次はアウェイだが、その次のホームでは絶対に勝てるように頑張りたい」とコメントした。

正確なキックでチャンスを作ったMF脇阪麗奈

サイドから切り込んだMF百濃実結香

MF高和芹夏がゴール前に飛び込みヘディングシュート

なでしこリーグ・WEリーグ通算100試合を達成したMF荻久保優里

DF筒井梨香は守備陣を統率

前節ハットトリックを記録したエースのFW矢形海優


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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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