マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が今季限りで退団するMFケビン・デ・ブライネについて言及した。イギリス『BBC』が伝えている。

　これまで公式戦通算400試合以上に出場し、6度のプレミアリーグ優勝、2022-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ制覇など、計19個のタイトルをクラブにもたらしたデ・ブライネ。4日に自身のSNSを更新し、現行契約が切れる今夏の退団を表明した。

　この決断にグアルディオラ監督は「今日は悲しい日であり、彼と一緒にこの時間を過ごしたという事実、つまり彼が私たち全員に与えてくれたもの、彼の人間性について幸せを感じる日でもある。彼がこの10年で成し遂げた成功については、今さら言うまでもない。彼なしでは想像もできなかったことだ。彼がクラブを離れるというのは本当に悲しい」と語っている。

　さらに「この国でプレーした中で最も偉大なMFの1人」と称賛し、その長年の活躍によって「唯一無二の存在」だと主張。シティを離れても「クラブファミリーの一員であり続ける」とし、「彼の銅像がクラブ内に建てられることに賭けてもいい」と話した。

　今回の経緯に関しては「数日前に知ったよ。とても良い話し合いだった。ケビンとは特別な関係がある。彼は特別な人間であり、特別な選手だ。だからこそ、特別な扱いをすべき存在で、もちろん話し合いはそのようなものだった」と明かしている。

　そして「感情的な瞬間だ。たとえばセルヒオ(・アグエロ)の時も、彼に『これ以上は続けられない』と伝えるのは簡単ではなかった。このような決断は常に難しい。感情が入り込んでくるからね。でも、あと2か月間は一緒に過ごせる。それを大切にしたい。ただ、本当に心が揺さぶられる」と心境を語った。

　シティは夏にFIFAクラブワールドカップ2025を控えている。デ・ブライネが出場するかどうか尋ねられた指揮官は「いい質問だけど、正直まだ分からない。本人が決めるべきことだと思う。クラブワールドカップという新しい大会があり、契約もその前に切れるから、話し合いが必要だ。クラブと本人の間で何を望むのかを決めることになるだろう」と答えた。

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