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FC東京元指揮官が佐藤龍之介バレンシア移籍に太鼓判「いい決断だった」デビュー秘話も明かす「彼には驚かされた…」

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MF佐藤龍之介

 16歳で見抜いた才能が、ついに欧州へ羽ばたく。バレンシアに加入したMF佐藤龍之介について、FC東京時代にトップチームデビューへ導いたアルベル元監督が、スペインメディアを通じて高い期待を語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』などが伝えている。

 FC東京U-18に所属していた佐藤は、2種登録で2023年3月8日のルヴァン杯開幕節でスタメン入り。16歳4か月20日でのルヴァン杯出場は、久保建英(ソシエダ)が記録していた16歳9か月3日のクラブ最年少記録を更新した。佐藤をデビューさせたアルベル監督は、クラブ公式ラジオ『L'Informatiu』に出演。初めて佐藤を見た時の印象を明かした。

「私たちのサッカーの考え方、そしてラ・マシア(バルセロナの育成組織)で指導してきた経験から、若い選手を見たら最大限のチャンスを与えるものだ」。そう語る指揮官は佐藤との出会いを振り返る。「FC東京での2年目のプレシーズンに、3、4人のユース選手がトップチームに加わった。その中で彼には驚かされた。スペイン人選手のようなプレースタイルで、ボールタッチが素晴らしく、私はすぐに気に入った」と語った。

 練習だけで十分な才能を感じ取っていた。「彼はとても良い青年だった。だからクラブには『もっとトップチームの練習に参加させてほしい』と伝えた」。そして迎えたルヴァン杯で16歳の佐藤を抜擢。「デビューさせたが、とても良いプレーを見せてくれた」と当時を懐かしんだ。

 アルベル監督が特に高く評価したのは、卓越したボールコントロールとライン間でのプレーを生み出す能力だ。「エリートレベルの技術が見えていた。ボールを失わずに保持する能力があり、パスでラインを破ることもできる。さらにライン間でプレーする能力も備えていた」。続けて「そういう特徴は日本ではなかなか見られないが、彼は持っていた」と、早くから非凡な才能を感じていたことを明かした。

 さらに人間性にも太鼓判を押す。「彼の人柄や性格を、バレンシアの人たちにも好きになってもらえたらと思う」。一方で「適応には少し時間が必要だろう」としながらも、「バレンシアを選んだのはいい決断だった」とスペイン挑戦を後押しした。

 プレー面では、その成長ぶりにも目を細める。「私は彼を典型的な『8番』としてデビューさせた。ラストパスに絡み、ゴール前へ飛び出していけるMFだった」。その後はファジアーノ岡山でウイングバックとしても開花。アルベル監督は「現在はウイングとしてもプレーするようになったが、中へ入り込めるし、1対1も強い。ゴール前へ入っていくことを好み、得点力もある」と説明。16歳で見出した逸材が、スペインの名門でどのような成長を遂げるのか、大きな期待を寄せていた。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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