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中国が最終予選進出に黄信号…最終節・韓国戦落とすとタイに逆転される可能性

中国が敗退危機に直面

 中国代表は6日、北中米ワールドカップアジア2次予選でタイ代表と対戦して1-1で引き分けた。予選突破圏内の2位で最終節を迎えるが、最終予選進出に黄信号が灯っている。

 2位の中国は勝利で突破を決められる一方、敗れると3位のタイに勝ち点で並ばれるという6ポイントマッチを戦った。前半20分に北海道コンサドーレ札幌でプレーするFWスパチョークに先制点を許すと、PKの失敗などで追いつけないまま時間が経過。それでも後半34分、FWベーラム・アブドゥワイリのシュートがFWチャン・ユーニンをかすめてゴールイン。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトではユーニンの得点と記載され、最低限の勝ち点1を獲得した。

 ただ、中国は最終予選進出へ苦しい状況にある。最終節では首位通過を決めている韓国と敵地で対戦。引き分け以上で突破が決まるが、敗れるとタイの結果次第で敗退となる。第2節のホーム韓国戦では0-3で敗れた。

 タイはホームで最下位のシンガポールと対戦する。第2節のアウェー戦では3-1と勝利しており、すでに敗退が決まったシンガポールから再び勝利を目指す形になる。タイは勝利が突破の絶対条件となり、中国が敗れて第5節終了時点の得失点差「3」をひっくり返すと逆転で最終予選の出場権を獲得する。

 最終節は11日に行われ、韓国対中国が一足早く午後8時(日本時間)にスタートする。タイ対シンガポールは午後9時30分(日本時間)のキックオフとなっている。


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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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