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[MOM4953]横浜FCユースDF秦樹(2年)_「絶対、勝つ」。U-17日本代表CBが首位・鹿島封じ

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横浜FCユースのU-17日本代表CB秦樹(2年=バディージュニアユース横浜)が首位撃破に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.1 プレミアリーグEAST第21節 横浜FCユース 2-0 鹿島ユース 神奈川県立保土ヶ谷公園サッカー場]
 
 首位・鹿島ユースの前にU-17日本代表の注目センターバック(CB)が立ちはだかった。横浜FCユースDF秦樹(2年=バディージュニアユース横浜)は「ジャンプ力に自信がある」というヘッドで相手のロングボールを弾き返し、リードして迎えた後半にはシュートブロックも。相手が反撃を加速させる中、冷静にボールを弾き返し続けた。

「自分の強みでもあるヘディングだったり、競り合いのところでやっぱ勝っていかないと相手に流れを持っていかれるかなと思ったんで。そこで弾き返すことで、相手に流れを持っていかれない。そこは『絶対、勝つ』って気持ちがありました」

 際の攻防については、U-17日本代表の活動でその重要性をより感じていたという。「練習の中から際のところは凄いやってきた。そこが今日出たかなと」。年代別日本代表チームでも存在感を発揮しているDFはこの日、CB大川萊(2年)とともにマークの確認やDFラインの微調整も徹底。守備の対応力やヘッドという武器を随所で発揮し、同世代でU-18日本代表に“個人昇格”している鹿島ユースCB大川佑梧(2年)に勝ったことを素直に喜んでいた。

「大川は1個上の代表にも入ってて、凄い自分的には意識していて、今日も絶対負けないという気持ちでやってる中で、今日はセットプレーとかでも勝てるシーンがあったり、彼には絶対負けないという気持ちでやれたので良かった」

 ビルドアップや正確なロングフィードでも勝利に貢献。得点ランキング首位のFW吉田湊海(1年)とのマッチアップでも、得点を許さなかった。ただし、完璧に抑え込んだとは考えていない。「完全に持たれないというかやらせないぐらい、もっとやっていかなきゃいけない。もっと上で自分はやっていきたいと思ってるんで」。得意のヘッドも空中姿勢、フォームが固まればもっと強みにできるという考え。「もっともっとトレーニングとか含めてやっていって伸ばしていきたい」と力を込めた。

 同学年のFW前田勘太朗(2年)が早くもトップチームとプロ契約。「自分も早く上がってプレーしたいと思っていて。その中で勘太朗が上がってやっていて、こっちに帰ってきた時に凄い違いが見せられるシーンが多い。やっぱり自分ももっともっとトレーニング量だったり、意識を上げてもっとやっていく必要ある」と誓う。プレミアリーグEASTは現在首位と同勝ち点の2位。来年に飛躍するためにもタイトルを獲得し、結果を残してシーズンを終える。


(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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