[NEW BALANCE CUP]1年後の全国制覇へ。東山の新リーダー、CB上山泰智は主体性を高めてチームを強くする
[1.5 NB CUP決勝T1回戦 飯塚高 0-2 東山高 時之栖裾野D]
「NEW BALANCE CUP 2025 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権、静岡・時之栖スポーツセンター)は5日午前、決勝トーナメント1回戦を行い、東山高(京都)が2-0で飯塚高(福岡)に勝利した。
東山は前半にMF中井真栄(2年)のゴールで先制すると、後半に相手の猛反撃を受けながらも1年生GK麻生太朗のビッグセーブやチームリーダーのCB上山泰智(2年)のカバーリングなどで凌ぐ。
逆に司令塔・MF雪本迅之助(2年)のプレースキックから、攻守で能力の高さを見せていた右SB尾根碧斗(2年)が貴重な追加点。飯塚のU-16日本代表MF保科剛(2年)から「やっぱ(2022年度の選手権で)国立の舞台を経験してるんで、東山は。勝ち方が分かってるなと思いました」と勝負強さを讃えられていた。




東山は昨年、2月の近畿高校選手権で優勝。プリンスリーグ関西2部も12勝4分2敗という好成績で1部昇格を果たしている。その一方、インターハイは2回戦で静岡学園高(静岡)を追い詰めながらも試合終了間際に同点ゴールを許してPK戦負け。選手権も出場していれば優勝争いに食い込むことが予想されたが、予選決勝(対京都橘高)でPK戦の末に敗れている。
開催中の選手権ではなく、新チームは“裏選手権”に出場。1年時から先発を務める上山は「悔しいです」と感情を口にした上で、「出たらベストだったんですけど、出れない分、こっちで成長してっていう風にと思っています。選手権に出るチームより先に新チームをスタートできてるので。負けてしまったものはもうしょうがないので、新チームは1か月、2か月早くできてるので、新チームを強くするためにということを意識していきます」と前を向いた。


昨年末は遠征に出ず、強化合宿を実施。サッカーの原理原則から、身体を鍛えること、ピッチ外の部分まで共有された。選手たちも意識変化。上山は「気持ちの面で、やっぱり(福重良一)先生にもいつも言われてるんですけど、やっぱ気持ち。僕たちには主体性というか、自分たちでやるっていう部分が少ないので、そこを(より)意識して」チームメートとともに行動しようとしている。
飯塚戦後、上山は福重監督から個人のスキル、能力を上げることを求められたという。上山はセレッソ大阪U-15時代の2022年日本クラブユース選手権(U-15)MVP。東山でも経験値豊富なDFは新リーダーとして率先して行動しているが、プレー面でもまだまだレベルアップしていかなければならない。
上山は、「(就任予定の)チームキャプテンとしてチーム全体をまとめる、試合の中でああしよう、こうしようとか、やっぱり流れを変えれる選手になりたいですし、対人絶対負けないやったり、反応であったり、やっぱり今日も背後何本か取られたりしていたので、自分の周りでは絶対相手にやらせないみたいな、全部自分がチームのケツを拭けるような、自分がいたら絶対守れるという選手になりたいです」と誓っていた。
東山は5日午後のNEW BALANCE CUP準々決勝で関西大北陽高(大阪)に2-0で勝利し、準決勝進出。上山は、「裏選手権でもっとチーム力、チームの強さをもっと出して、やっぱりピッチ内で、自分たちだけで試合ができるような風にしていきたいと思っています」。この大会で少しでも自分たちの主体性を高め、1年後の全国制覇への土台を固める。


(取材・文 吉田太郎)
「NEW BALANCE CUP 2025 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権、静岡・時之栖スポーツセンター)は5日午前、決勝トーナメント1回戦を行い、東山高(京都)が2-0で飯塚高(福岡)に勝利した。
東山は前半にMF中井真栄(2年)のゴールで先制すると、後半に相手の猛反撃を受けながらも1年生GK麻生太朗のビッグセーブやチームリーダーのCB上山泰智(2年)のカバーリングなどで凌ぐ。
逆に司令塔・MF雪本迅之助(2年)のプレースキックから、攻守で能力の高さを見せていた右SB尾根碧斗(2年)が貴重な追加点。飯塚のU-16日本代表MF保科剛(2年)から「やっぱ(2022年度の選手権で)国立の舞台を経験してるんで、東山は。勝ち方が分かってるなと思いました」と勝負強さを讃えられていた。


MF雪本迅之助は正確なキックでアシスト


右SB尾根碧斗(右端)が追加点を決めた
東山は昨年、2月の近畿高校選手権で優勝。プリンスリーグ関西2部も12勝4分2敗という好成績で1部昇格を果たしている。その一方、インターハイは2回戦で静岡学園高(静岡)を追い詰めながらも試合終了間際に同点ゴールを許してPK戦負け。選手権も出場していれば優勝争いに食い込むことが予想されたが、予選決勝(対京都橘高)でPK戦の末に敗れている。
開催中の選手権ではなく、新チームは“裏選手権”に出場。1年時から先発を務める上山は「悔しいです」と感情を口にした上で、「出たらベストだったんですけど、出れない分、こっちで成長してっていう風にと思っています。選手権に出るチームより先に新チームをスタートできてるので。負けてしまったものはもうしょうがないので、新チームは1か月、2か月早くできてるので、新チームを強くするためにということを意識していきます」と前を向いた。


CB上山泰智は1年時から先発を務める
昨年末は遠征に出ず、強化合宿を実施。サッカーの原理原則から、身体を鍛えること、ピッチ外の部分まで共有された。選手たちも意識変化。上山は「気持ちの面で、やっぱり(福重良一)先生にもいつも言われてるんですけど、やっぱ気持ち。僕たちには主体性というか、自分たちでやるっていう部分が少ないので、そこを(より)意識して」チームメートとともに行動しようとしている。
飯塚戦後、上山は福重監督から個人のスキル、能力を上げることを求められたという。上山はセレッソ大阪U-15時代の2022年日本クラブユース選手権(U-15)MVP。東山でも経験値豊富なDFは新リーダーとして率先して行動しているが、プレー面でもまだまだレベルアップしていかなければならない。
上山は、「(就任予定の)チームキャプテンとしてチーム全体をまとめる、試合の中でああしよう、こうしようとか、やっぱり流れを変えれる選手になりたいですし、対人絶対負けないやったり、反応であったり、やっぱり今日も背後何本か取られたりしていたので、自分の周りでは絶対相手にやらせないみたいな、全部自分がチームのケツを拭けるような、自分がいたら絶対守れるという選手になりたいです」と誓っていた。
東山は5日午後のNEW BALANCE CUP準々決勝で関西大北陽高(大阪)に2-0で勝利し、準決勝進出。上山は、「裏選手権でもっとチーム力、チームの強さをもっと出して、やっぱりピッチ内で、自分たちだけで試合ができるような風にしていきたいと思っています」。この大会で少しでも自分たちの主体性を高め、1年後の全国制覇への土台を固める。


CB上山泰智は「自分がいたら絶対守れるという選手になりたい」
(取材・文 吉田太郎)



