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選手権で3戦連発も無得点の準々決勝で敗退。”ジェフ愛”の強いMF篠塚怜音(静岡学園)は今年、「あの一歩が出せるように」

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U-17日本高校選抜候補MF篠塚怜音(静岡学園高/2年=ジェフユナイテッド千葉U-15出身)はトップ下で決定機にも絡む動き

[1.27 練習試合 U-17日本高校選抜候補 2-4 東京国際大]

 選手権で初戦から3戦連発の大活躍。U-17日本高校選抜選考合宿(25日~28日)の練習試合では無得点に終わったものの、MF篠塚怜音(静岡学園高/2年=ジェフユナイテッド千葉U-15出身)が特長を表現していた。

 SB、ボランチでも高いクオリティを発揮する万能型MFは、選手権で4-1-4-1の2シャドーの一角としてプレー。静岡県予選でも3試合連続ゴールを決めている篠塚は今回、FW登録でU-17日本高校選抜候補メンバーに選出された。

 26日の駒澤大は経験の少ない2トップの一角としての出場だったが、「周りも初めてやるような選手ばっかなんで、1タッチで連係取るっていうのは多分難しいと思うんですけど、そこにもチャレンジして、上手く繋げたかなと思いました」。中央、サイドの狭い局面での1タッチパスなど、引っかかってもおかしくないようなシーンで次々と好パス。技術力の高さと視野の広さを発揮すると、続く27日の東京国際大戦には2本目に2シャドーの一角として出場した。

 序盤は2列目でコンビを組んだMF和食陽向(帝京長岡高/1年)にボールが集まり、自身は崩しに係わるシーンが少なかった。だが、「今回の合宿は特に周りも初めてなので、試合中によく自分の周りにいる人たちをしっかり見るっていうのは意識しています」という篠塚は、徐々にボールを引き出す回数を増やして運ぶドリブルなどを披露。そして、23分にはMF白井誠也(前橋育英高/2年)からのスルーパスで抜け出し、GKと1対1になった。

「選手権の時から抜け出すところが武器にもなってきているので、今日もああいう形でいいパス来て上手く抜け出したんですけど、やっぱ最後シュートのところが自分の中では課題なので、あれを決めれなかったっていうのも課題かなと思います」。右足シュートをGKに止められてしまい、結果を残すことはできなかった。

 選手権の活躍は自信になっているが、「選手権で決めたシュートも完璧に入ったっていうか、気持ちいいシュートがあまりなかったので。もっとしっかり決めるようになりたいなっていうのはあります」という。選手権は連続ゴールが止まった東福岡高(福岡)戦で敗退。0-0の後半開始からゴールを期待されて投入されたが、22分に縦パスを引き出しながらもあと一步届かず、決めることができなかった。

「あの一步が出なかったっていうのがもう本当にずっと悔しくて、『あの一歩が出せるように』今年は頑張っていきたいと思います。(選手権から)あんま経っていないんですけど、あの等々力で負けたっていう経験が自分の中で何回も蘇ってくるので、その悔しさをこのシーズンで晴らしていきたいなと思います」

 28日の日本高校選抜候補戦は再びFWとして出場し、慣れないプルアウェイにチャレンジしたり、前線から下りてボールを引き出したりしていたが無得点。それでも、U-17日本高校選抜候補に選出されたことで、注目度が一つ向上したことは間違いない。

 2025年シーズンへ向けて篠塚は、「(自身の欠場した)新人戦優勝してくれたので、まずは県内3冠と、選手権で全国優勝っていうのをまずチームの目標として、個人的にも成長してしっかり自分の力を出し切るシーズンにしたいと思います。(進路については)考えてはいるんですけど。色々選択肢はあるので、しっかり考えて決めたいなと思っています」と語った。

 篠塚が「書いて欲しいです。一番の目標として、お願いします」と加えたのが、古巣・千葉への強い思いだ。「(U-18チームへ昇格しなかったが、)ジェフのことはずっと気にしてて、トップチームを。そこ(いつかJリーガーとして千葉に戻ること)は目標にしていますね」。課題の決定力を向上させることや「あと一步」が出るような選手になることを目指し、いつか一番の目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎) 


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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